アデル、観客にコンサートでのエチケットを注意喚起

アデルが、このところアーティストに奇妙なものが投げつけられる事件が相次いでいることを受け、観客の「エチケット」について注意喚起した。

先日、ラスベガスのシーザーズ・パレス・ホテル＆カジノで行われた「ウィークエンド・ウィズ・アデル」公演で、アデルは冗談交じりにファンに物を投げつけるよう挑発した。

1日（土）にシェアされたTikTokの動画の中で、アデルは「人々がどんな風か気づいた？　コンサートでのエチケットを忘れてるみたいね。ステージに物を投げるのよ？　見た？」「私に何か投げつけてみなさいよ」「アーティストに物を投げるのはやめて！」と話していた。その後、ステージからTシャツバズーカを観客に向けて発射し、クスクスと笑いながら「でも、観客には物を投げつけてもいいのよ」と話していた。

アデルの発言は、先日ストックホルムで開催された「スカンジナビア版ロラパルーザ・フェスティバル」に出演していたリル・ナズ・Xが、パフォーマンス中にゴム製の男性器のおもちゃを投げつけられたことを受けてのことだ。リル・ナズ・Xは素早い動きでなんとか回避し、それを拾い上げて、「誰がこれを投げたんだ？」と観客に問いかけた。

他にも、先月18日に行われたビービー・レクサのニューヨーク公演では、観客席から投げられた携帯電話が顔面を直撃し、3針を縫う大怪我を負ったことを報じられていたほか、先月28日にはケルシー・バレリーニがアイダホ州ボイシのアイダホ植物園での公演中、ブレスレットを投げ込まれ、目の近くに直撃する事態となっていた。先月ロンドンで行われた「BSTハイドパーク」公演では、ピンクがファンから母親の遺灰を投げ込まれるという奇妙な一場面もあった。