ポップアートの先駆者、ケニー・シャーフの新作個展「I’m Baaack」が2会場で開催
アーティスト、ケニー・シャーフによる個展「I’m Baaack」が、東京・原宿のNANZUKA UNDERGROUNDと青山一丁目の草月開館にて同時開催。会期はそれぞれ、2023年6月10日(土)〜7月9日(日)と6月10日(土)〜30(金)まで。
カリフォルニア出身のケニー・シャーフ。1970年代後半にニューヨークに移り住み、アンディ・ウォーホルをメンターに、グラフィティやコラージュを主要な表現スタイルとする「イースト・ヴィレッジ・アート・ムーブメント」の一員となる。バスキアやキース・ヘリングら同世代のアーティス トと共に一躍大きな脚光を浴びた。85年には「ホイットニー・ビエンナーレ」に参加。自身のユニークな創作を説明するために「ポップ・シュルレアリスト」という用語を生み出した。
本展はシャーフにとって、日本のプライマリーギャラリーにおける展覧会として約30年ぶりとなる新作個展。草月会館では、イサムノグチの石庭における新作の立体彫刻作品のインスタレーションに加えて、85年に草月会館が主催した「アートインアクション」展で、シャーフ自身がペイントと改造を施したキャデラック「夢の車」が38年ぶりに限定公開される。
NANZUKA UNDERGROUNDでは、85年に発表したシャーフの芸術を象徴するシリーズとして現在も進化を遂げ続けている没入型インスタレーション「Cosmic Cavern」を紹介。
新作には、変幻自在に形を変え、飛び回ったり、動き回ったりと表情豊かなキャラクターたちが登場。今回の日本での個展に向けて、日本語の新聞を集め、私たちが現在向き合っているテーマに関するキーワードを作品の中に忍ばせたという。
本展のために30年ぶりに来日するケニー・シャーフ。そのカラフルな色彩と独自のキャラクターで鑑賞者を圧倒する作品世界に、どうぞご注目を!
※掲載情報は6月6日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「I’m Baaack」
会期/2023年6月10日(土)〜7月9日(日)
会場/NANZUKA UNDERGROUND
住所/東京都渋谷区神宮前 3-30-10
休館日/月、火
URL/https://nanzuka.com/ja/exhibitions/kenny-scharf-i-m-baaack/press-release
会期/2023年6月10日(土) 〜30日(金)
会場/草月会館 草月プラザ
住所/東京都目港区赤坂 7-2-21
時間/火〜木 11:00〜16:00,、金〜土 11:00〜17:00
休館日/日、月
URL/https://www.sogetsu.or.jp/
Text : Akiko Kinoshita