ファンタジックな水上の宮殿への誘い。「ルイ・ヴィトン」2024クルーズ・コレクション | Numero TOKYO
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ファンタジックな水上の宮殿への誘い。「ルイ・ヴィトン」2024クルーズ・コレクション

2023年5月24日(水)、ルイ・ヴィトン2024 ウィメンズ クルーズ・コレクションが、イタリア北部に位置するマッジョーレ湖のイゾラ・ベッラ島にて発表された。数世紀にわたりボッロメオ家が所有する、その小さな島には、美しい庭園に抱かれたバロック様式の宮殿があり、まるで水上の宮殿のよう。

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ケイト・ブランシェットKōki,エマ・ストーン、Stray Kidsのフィリックス、emma、Rola、中田英寿、レア・セドゥなどなど、多くのゲストが訪れた。

二コラ・ジェスキエールによる、ルイ・ヴィトン 2024 ウィメンズ クルーズ・コレクションは、神話的な物語をモチーフに、水中に生きる者が進化しながら、地上の美しい庭を訪れるというストーリーを描きだした。彼らが地上を”クルーズ”するというパラドックスな物語は、見るものをロマンティックで幻想的な世界へと誘う。

水辺のシーンでも快適なネオプレンを用いたセットアップ、ボディスーツ、広がるプリーツの襟。シルクやスパンコールの刺繍で装飾されたシルエットは、水の流れのように滑らか。

まるで鱗のようにきらめくバッグ、カラフルなエピ・レザーのバッグ。島の歴史の記憶にも触れる華やかなバロック式のモチーフとネオプレンの機能的な質感は、ハイブリッドなエレガンスのスタイルを提示した。そしてイゾラ・ベッラの自然の美しさに呼応するかのように、ボタニカルなモチーフ、華やかなプリント、咲き乱れる花のようなドレスへ……。

 

ショーノートには、「クルーズ・コレクションは、変化の物語。ありふれたものと風変わりなもの、日常と非日常の間を行き来するのです 」とある。

強さと軽やかさ、水中も地上でも快適に自由に楽しむこと。歴史と現代を行き来し、変化していく力強いフェミニニティ。

ルイ・ヴィトンの新たなクルーズコレクション、その幻想的な世界をぜひ堪能してほしい。

また、4月にソウルで開催されたルイ・ヴィトンプレフォール23コレクションも、水辺に近い「潜水橋(チャムスギョ)」が舞台。ぜひこちらもチェックして。

Photos:©︎LOUIS VUITTON
Text:Hiromi Mikuni

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