“腸活女王”加治ひとみの地球にも体にも優しいレシピを紹介!
近年注目されている「プラントベースフード」。SDGsへの取り組みが広がるなかで耳にすることが増えたが、生活に取り入れている人はまだ少ないのでは? 35歳にしてきゅっとくびれたメリハリボディを持ち、“腸活女王”として人気の加治ひとみさんは、12年かけて腸や自律神経にいい生活を試行錯誤し、ヘルシーでしなやかなボディをつくり上げたのだそう。そのなかで、日々取り入れているのがプラントベースフードだという。 本記事では、自律神経の名医・小林弘幸先生との共著『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』を上梓した加治さんが、プラントベースについてやさしく解説。後半では、加治さん考案のプラントベースのレシピを紹介する(以下、加治さんの寄稿)。
プラントベースで人にも地球にも優しく
美腸プランナーに続き、ナチュラルフード・コーディネーターの資格を取得して、 健康や食について関心が増す一方の私。
今、世界的に広まりつつある「プラントベース」を知っていますか? プラントは植物、ベースは由来。植物性食品を中心とした食のスタイルです。
ヘルシー志向で取り入れる人が多く、新型コロナによる環境意識の高まりも手伝って、日本でもプラントベースの商品を扱うショップやレストランを徐々に見かけるようになりました。
家畜を育てるためには膨大な土地と水が必要なため、環境問題につながる動物性食品をなるべく減らしていこうとするムーブメントです。
ヴィーガンとの違いは、動物性食品を食べるかどうか。ハチミツさえ口にしないヴィーガンに対して、プラントベースは肉や魚もある程度は許容範囲。植物性だから腸への負担が少なく、体にも地球にも優しいなんて素敵ですよね。
味も驚くほど進化している
それに、健康食は美味しくないという定説が崩れるほど、味も驚くほど進化しているんですよ。
にんじんと白いんげん豆を原料にしたプラントベースエッグは、本物の卵と間違えるくらいだし、代替肉として注目される大豆ミートも食べごたえがあって美味。
国内の大手食品メーカーでも、プラントベースの手軽なレトルトパックをたくさん発売しているから、トレンド感覚で試してみる価値はあるかも。
未来の自分のために、心地いいと思える食事を
お手頃とは言いづらいけど、〝食べものへの投資は自分への投資〞。
ジャック・アタリの著書『食の歴史』を読んで、食が人類に与える影響について考えた機会も重なって、3年後、10年後の自分のために、体が喜ぶ食べもの、心地いいと思える食事を選びたいなって思うようになりました。
自分らしいライフスタイルを作るうえで、食は欠かせない要素。
多様性の時代、ファッションや生き方と同じように、食のスタイルにも個性があっていい。食の豊かさが、心に穏やかさをもたらしてくれるんじゃないかな。
そして、食物アレルギーがある人にも選択肢が増えて、誰もがハッピーになれる世界が広がっていけばいいですよね。
「ヴィーガンチーズのオープンサンド」のレシピ
【材料 1枚分】
・ハーファーブロート…1枚
・植物性チーズ…1枚
A
・オリーブオイル… 小さじ1
・こしょう… 適量
・ベビーリーフ…適量
・プラントベースバター
またはバター…お好みで
・ハチミツ…大さじ1
【作り方】
1. パンにチーズをのせ、オーブンで数分焼く。
2. 焼けたらAをトッピングする。
『かぢ習慣 自律神経と腸活で「なりたい自分」に』
著者/加治ひとみ、小林弘幸
価格/¥1,870(税込)
発行/扶桑社
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Text:Hitomi Kaji