アート巡りも楽し! 新・超高層エンタメ複合施設「東急歌舞伎町タワー」 | Numero TOKYO
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アート巡りも楽し! 新・超高層エンタメ複合施設「東急歌舞伎町タワー」

Chim↑Pom『ビルバーガー』 撮影:木奥惠三
Chim↑Pom『ビルバーガー』 撮影:木奥惠三

2023年4月14日(金)、東京・新宿に「東急歌舞伎町タワー」がオープンする。劇場、ライブホール、映画館、レストラン、ホテルなどからなる地上48階、地下5階の超高層複合施設だ。さらに、館全体でアートプロジェクトが展開されている!

かつて新宿ミラノ座、新宿東急文化会館などがあった場所に誕生する「東急歌舞伎町タワー」。その地の歴史や文化を継承すべく、劇場「THEATER MILANO-Za」、ライブホール「Zepp Shinjyuku(TOKYO)」、ナイトエンターテインメント施設「ZEROTOKYO」、映画館「109シネマズプレミアム新宿」などを有し、さらに上層階には2つのホテルが登場。

この「東急歌舞伎町タワー」を特徴づける、もう一つの要素はアート。館内には、写真、映像を含む現代アートや音楽、ファッション、書、音楽など、様々なジャンルで活躍する26組の作家による作品が設置されている。


篠原有司男『オーロラの夢』 撮影:木奥惠三
篠原有司男『オーロラの夢』 撮影:木奥惠三

1階エントランスでは、ボクシング・ペインティングによる篠原有司男の『オーロラの夢』が出迎える。通称ギュウチャンこと篠原有司男は1960年代、前衛芸術グループのネオ・ダダイズム・オルガナイザーズのメンバーとして、「新宿ホワイトハウス」を拠点に活動していた伝説のアーティスト。本作は歌舞伎町で制作されたという。

Chim↑Pom『ビルバーガー』 撮影:木奥惠三
Chim↑Pom『ビルバーガー』 撮影:木奥惠三

そして2階エントランスには、2019年から「新宿ホワイトハウス」をアトリエとして使っていたChim↑Pom from Smappa!Groupによる、ビルのフロアを切り抜き積み重ねた巨大彫刻作品『ビルバーガー』が鎮座。なお2021年より、ホワイトハウスはパスポート制アートルーム「WHITEHOUSE」(※1)となっている。

(※1)参考記事: Chim↑Pomの卯城竜太ら“伝説の地”に新スペース開設

さらには18階から展開する2つのホテルもぜひチェックしてほしい。「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」(18〜38階)には3人のアーティストによるアートルームがあり、「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」(39〜47階)には作品が展示されたペントハウスが!

開発好明 アートルーム『開発好明アーティストルーム/カセットテープ』 撮影:木奥惠三
開発好明 アートルーム『開発好明アーティストルーム/カセットテープ』 撮影:木奥惠三

こちらは、開発好明によるアートルーム。それぞれにコンセプトは異なるが、ラジカセが置かれた部屋では、カセットテープに収録された街の音や、懐かしい記憶をよみがえらせるプレイリストなどを楽しめる。

鷲尾友公 アートルーム『Nobody’s studio DISC-32』 撮影:木奥惠三
鷲尾友公 アートルーム『Nobody’s studio DISC-32』 撮影:木奥惠三

アーティストのスタジオをイメージした、鷲尾友公によるアートルーム。ベッドルームにはギリシア神話からの「三美神」が、ノージェンダーでダイナミックに描かれている。

玉山拓郎 アートルーム『Unfamiliar Presences:Room(Red)』 撮影:木奥惠三
玉山拓郎 アートルーム『Unfamiliar Presences:Room(Red)』 撮影:木奥惠三

壁が床になったような玉山拓郎のアートルームでは、日常の視点をずらすことで現れる新たな景色と感覚を、滞在しながら味わってほしい。

森山大道『Untitled 「記録51号」より』 撮影:木奥惠三
森山大道『Untitled 「記録51号」より』 撮影:木奥惠三

「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」には、森山大道、荒木経惟や川内倫子らの作品が、開けた東京の景色と馴染む5室のペントハウスもあり。



新宿の新たなランドマークにもなる、高さ約225mの建物の外装デザインは、建築家の永山祐子が手がけた。歌舞伎町エリアにはかつて川が流れていたこと、現在もまつられている「歌舞伎町弁財天」が水を司る女神ということから、水をモチーフに噴水のイメージでデザインしたという。

45階のレストランとバーには、大巻伸嗣による、かつて新宿にひろがっていた水景からイメージされたモチーフが映し出される大型作品も。

大巻伸嗣『Gravity and Grace: Lucidus(Lucida)』 撮影:木奥惠三
大巻伸嗣『Gravity and Grace: Lucidus(Lucida)』 撮影:木奥惠三

作品から、街や土地の記憶へとつながり、時には思いがけない感覚も呼び起こす、新たな超高層複合施設。QRコードでアクセスできる、宮沢氷魚による作品の無料音声ガイドもあるので、館内のアート作品を巡るのもおすすめ。

そのほか、坂本龍一監修による音響システム「SAION-SR EDITION-」を導入した映画館「109シネマズプレミアム新宿」、こけら落とし公演にシディ・ラルビ・シェルカウイの『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』が予定されている「THEATER MILANO-Za」などなど、あらゆるエンターテインメントを体験できるニューオープンの「東急歌舞伎町タワー」、ぜひ訪れてみて!

東急歌舞伎町タワー
開業日/2023年4月14日(金)
住所/東京都新宿区歌舞伎町1-29-1
URL/www.tokyu-kabukicho-tower.jp

HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel
宿泊開始日/2023年5月19日(金)~
客室料金/55,935円~(1室1名または2名利用/サービス料・消費税込)
TEL/03-6265-9220(受付時間:平日9:00~18:00)
公式URL/www.panpacific.com/ja/hotels-and-resorts/hotel-groove-shinjuku.html

Text:Hiromi Mikuni

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