ロエベ財団の特別協賛によるケリス・ウィン・エヴァンス展@草月会館 | Numero TOKYO
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ロエベ財団の特別協賛によるケリス・ウィン・エヴァンス展@草月会館

Cerith Wyn Evans, “F=O=U=N=T=A=I=N”, 2020, white neon, 382 x 1084 cm Courtesy of Taka Ishii Gallery and White Cube 
Cerith Wyn Evans, “F=O=U=N=T=A=I=N”, 2020, white neon, 382 x 1084 cm Courtesy of Taka Ishii Gallery and White Cube 

現代美術作家、ケリス・ウィン・エヴァンスの個展が、ロエベ財団の特別協賛で開催される。東京・赤坂の草月会館1Fにあるイサム・ノグチ作の石庭「天国」 にて、2023年4月1日(土)〜29日(土)まで。また、東京・六本木のタカ・イシイギャラリーでも同時期開催される(4月28日まで)。

Cerith Wyn Evans, installation view at indoor stone garden “Heaven,” the Sogetsu Kaikan, Tokyo, Apr 13 – 25, 2018 Courtesy of Taka Ishii Gallery
Cerith Wyn Evans, installation view at indoor stone garden “Heaven,” the Sogetsu Kaikan, Tokyo, Apr 13 – 25, 2018 Courtesy of Taka Ishii Gallery

イギリス・ウェールズ出身で現在ロンドンを拠点に活動するエヴァンスは、映像作家としてキャリアを始め、1980年代にかけて自身が「彫刻」と呼ぶ短編実験映像作品を多く手がけた。90年代以降その表現媒体はネオン、音、鏡、花火などへ広がり、近年は特に文学、映画、美術、天文、物理など幅広い分野における先人達の先駆的な試みに関心を寄せているという。
例えば、物語の情景の生成を観客に委ねる「能」や、人間が外界を認識する方法を問う現象学、自然界に存在するすべての物質の最小構成要素を探る素粒子物理学などが挙げられる。

Cerith Wyn Evans installation view at indoor stone garden “Heaven” the Sogetsu Kaikan Tokyo Apr 13 – 25 2018 Courtesy of Taka Ishii Gallery
Cerith Wyn Evans installation view at indoor stone garden “Heaven” the Sogetsu Kaikan Tokyo Apr 13 – 25 2018 Courtesy of Taka Ishii Gallery

本展は、2018年に同会場にて開催された個展の第2章に位置づけられ、床面から天井に達する光の柱作品に加えて、クリスタルガラス製のフルートが自動演奏される立体作品と、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の日本語訳の一部をもとにした大型ネオン作品が展示される。

ロエベ財団の特別協賛のもと開催される本展。この機会にぜひ足を運んでみたい。

※掲載情報は4月4日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「ケリス・ウィン・エヴァンス」
会期/2023年4月1日(土)〜29日(土)
会場/草月会館 1F 石庭「天国」
住所/東京都港区赤坂 7-2-21
開館時間/10:00〜17:00
休館日/日
URL/https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/28684/#more-28684

同時開催 「ケリス・ウィン・エヴァンス」
会期/2023年4月1日(土)〜28日(金)
会場/タカ・イシイギャラリー(complex665)
住所/東京都港区六本木 6-5-24 complex665 3F
営業時間/12:00〜19:00
定休日/日、月、祝
URL/https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/28681/

Text : Akiko Kinoshita

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