YOSHIROTTENのアートプロジェクト「SUN」が巨大展覧会&NFTなど一挙展開
アーティスト・YOSHIROTTENによる、複合メディアアートプロジェクト「SUN」が2023年3月21日(火・祝)に公式サイトにて公開。自身初となるNFTのリリースや大型インスタレーションも発表する。
『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』も注目するアーティストのYOSHIROTTEN(※1)。ファインアートと商業美術、デジタルと身体性、都市のユースカルチャーと自然世界など、複数の領域を往来し、東京、ロンドン、ベルリンでの個展開催や、ニューヨークで行われた「Tokyo Pop Underground」展へ参加するなど、国際的に活動している。
(※1)関連記事 Numero.jp/YOSHIROTTEN
2021年に制作を開始した「SUN」シリーズは、銀色の太陽を描いた365枚のデジタルイメージを軸にインスタレーションやプリント・エディション、NFT、バイナル・レコード、書籍など、多岐にわたるメディアで構成されるアートプロジェクト。
コロナ禍の最中、行動制限を創造性に転換するかのように1日1枚のイメージを制作することを決めたというYOSHIROTTEN。その後、約1年にわたって描き続けた、周囲の色彩を反射する銀色の太陽のイメージには、タイトルに1月1日から12月31日までの日付が冠され、デジタルツールを用いて手作業で着彩が行われた。
2022年からは同プロジェクトを、渋谷の街頭ビジョンでのゲリラ映像上映、音楽フェスティバル「RAINBOW DISCO CLUB」や山梨のアート拠点「GASBON METABOLISM」でのインスタレーション、京都でのシークレット・プレゼンテーション、メディアアートフェスティバル「MUTEK」でのオーディオビジュルライブなど、さまざまな場所とメディアを駆使しながら展開してきた。
そして今回、3月21日という春分の日=太陽にまつわる日に、本プロジェクトのオフィシャルサイトをオープン。全365点のデジタルイメージが公開され、3月31日にはNFTもリリースされる。
さらに、4月1、2日の2日間にかけて、2000平方メートルの広さを誇る東京・外苑前の国立競技場 大型駐車場スペースにて、大規模なインスタレーション展覧会を開催。数十体のモノリス型「SUN」と、巨大LEDスクリーンやプロジェクションによる映像、環境音楽などを駆使して、壮大なアート空間を出現させるという。
挑戦的で意欲的、そして謎に包まれた「SUN」プロジェクトの作品群や構想を体感できる、前代未聞の展開。どうぞご注目を!
※掲載情報は3月21日時点のものです。
最新情報は公式サイトをご確認ください。
「SUN」
公開日/2023年3月21日(火・祝)
URL/http://sunproject.ydst.io/
“SUN” YOSHIROTTEN INSTALLATION 2023
日時/4月1日(土)12:00〜21:00、4月2日(日)12:00〜17:00
会場/国立競技場 大型車駐車場
住所/東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
料金/入場無料
Text : Akiko Kinoshita