23年秋冬「Saint Laurent」は“スカートスーツ”で更新する、新時代のフェミニニティ|Numero TOKYO
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23年秋冬「Saint Laurent」は“スカートスーツ”で更新する、新時代のフェミニニティ

サンローラン(SAINT LAURENT)」が2023年秋冬コレクションを2023年2月28日(火)にパリのトロカデロ庭園で発表。メゾンならではのクラシックなコードを織り交ぜ、テーラリング×スカートを軸にしたスタイルを提案した。

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会場には、日本人として初めてサンローランのアンバサダーに就任したKing Gnuの常田大希や、水原希子BLACKPINKのローズの姿も。華やかなセレブリティがショーを盛り上げた。

クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロが今季のコレクションで、キーワードに掲げたのは「正確さ」「感情」「寡黙」。シャープなパワーショルダーが目を引くジャケットやレザーのボンバージャケットに、流れるようなスカーフやリボンタイなどのを合わせることで、軽やかさとパワフルさを併せ持つ新時代のフェミニニティを表現した。

ピンストライプやタータン、グレンチェックといったテーラリング由来のモチーフは、ペンシルスカートやスカーフなどに落とし込むことで、ジェンダーをシームレスにつなぐアイテムに。

美しい落ち感が魅力のシフォンやモスリン、透け感のあるアイテムを巧みに合わせることで、自らの意志で肌を見せることも隠すこともできる、モダンな“サンローラン・ウーマン”を描き出した。

後半に登場した圧巻のイブニングルックでは、カシミヤのリラックス&シャープなパンツスタイルで、メゾンのクラシックなユニフォームが進化させた。

また、ショー会場の装飾は、1975年~2001年にかけてサンローランがオートクチュールコレクションを発表したインターコンチネンタルホテルのボールルームにインスパイア。

印象的なブロンズのシャンデリアやユニークな形のランウェイなど、当時の華麗なシンボルをモダンな建物の中に再現することで、今シーズンのコンセプトとリンクさせた。

Photos:Courtesy of Saint Laurent Text:Anri Murakami

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