アーティスト・清川あさみの最新個展「Mirror World」@MAKI Gallery | Numero TOKYO
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アーティスト・清川あさみの最新個展「Mirror World」@MAKI Gallery

Asami Kiyokawa, We're looking for something, 2022, mixed media, 180.7 x 131.7 cm, Photo: Munetaka Tokuyama
Asami Kiyokawa, We're looking for something, 2022, mixed media, 180.7 x 131.7 cm, Photo: Munetaka Tokuyama

アーティスト・清川あさみの個展「Mirror World」が、東京・天王洲のMAKI Gallery / 天王洲Ⅰギャラリースペースにて開催。会期は、2023年2月23日(木)〜3月31日(金)まで。

Asami Kiyokawa, We wander around, 2022, Mixed media, 180.7 x 131.7 cm, Photo: KEI OKANO
Asami Kiyokawa, We wander around, 2022, Mixed media, 180.7 x 131.7 cm, Photo: KEI OKANO

写真や雑誌、本や布に刺繍を施す独自の手法を用いた作品で知られる清川あさみ。1990年代より雑誌の読者モデルとして注目を集め、2000年代には「ファッションと自己表現の可能性」をテーマにアーティストとしての創作活動をスタート。2001年に初の個展を開催して以来、国内外で多数の展覧会を開催している。

Asami Kiyokawa, Today is a new day!, 2022, Mixed media, 90.0 x 67.5 cm
Asami Kiyokawa, Today is a new day!, 2022, Mixed media, 90.0 x 67.5 cm

清川の作品は、個人のアイデンティティの内と外の間に生じる差異や矛盾に焦点を当て、ヴィジュアライズする点に特徴がある。近年は表現・活動の領域を広げ、衣装、広告、映像、空間、プロダクトデザインなどのクリエイティブに携わるとともに、絵本の制作や地方創生事業にも取り組んでいる。

Asami Kiyokawa, Riddle man, 2022, Mixed media, 90.0 x 67.5 cm
Asami Kiyokawa, Riddle man, 2022, Mixed media, 90.0 x 67.5 cm

本展では、写真や本などに刺繍を施す作品に加え、アクリルや UVプリントを使用した作品など、幅広い素材や手法によって厚みを増した最新の表現を紹介。また、“鏡の世界”を意味する本展のタイトルは、メタバースやデジタルツインなどの新しい情報技術によって築かれた「もう一つの都市」とも呼べる仮想世界を示唆している。

華やかで鮮烈な表現により多くの鑑賞者を惹きつけてきた清川あさみの作品世界。その新たな展望を、この機会にぜひ体験してみたい。

※掲載情報は3月1日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「Mirror World」
会期/2023年2月23日(木)〜3月31日(金)
会場/MAKI Gallery / 天王洲 I
住所/東京都品川区東品川1-33-10
開館時間/11:30〜19:00
休館日/日、月
URL/https://www.makigallery.com/exhibitions/7855/

Text : Akiko Kinoshita

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