【プレゼント】ダルデンヌ兄弟の最新作『トリとロキタ』試写会に3組6名様ご招待!
アフリカからベルギーへ。安息の地を求めて出会った二人は無事に生き抜けるか
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペに出品され、世界中で100賞以上を獲得している監督ダルデンヌ兄弟の最新作『トリとロキタ』。彼らの代名詞とも言える、BGMなし、演技未経験の主演俳優、削ぎ落された作劇に加え、先の読めないサスペンスを極め、第75回カンヌ国際映画祭で75周年記念大賞を受賞した本作は、いま世界が直面している人間の尊厳のあり方を突きつけるシンプルかつ強靭な映画だ。ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、分断が進む世界で、アフリカ、中東、ウクライナと祖国を追われた者はどこで安息を得られるのか、観客は89分間、ただ固唾を飲んで見守ることしかできない。地中海を渡りヨーロッパへやってきた人々が大勢暮らすベルギーのリエージュへやってきた、少年トリと少女ロキタ。偽りの姉弟としてこの街で生きるふたりは、どんなときも一緒だ。年上のロキタは社会からトリを守り、しっかり者のトリはときに精神不安定になるロキタを支える。十代後半のロキタは祖国にいる家族のため、ドラッグの運び屋をして金を稼いでいる。表向きはイタリア料理店の客に向けてカラオケを歌うことで小銭を稼いでいる二人だが、麻薬売買を仕切っているシェフのベティムの理不尽な要求も受け入れざるを得ない。さらには、アフリカからベルギーへの密航を斡旋した仲介業者からロキタの母親へ送金予定の金を奪われる事態に見舞われ、ロキタは偽造ビザを入手し正規の仕事に就くために、さらに危険な闇組織の仕事を始める。
他に頼るもののないふたりの温かく強固な絆と、それを断ち切らんとする冷たい世界。彼らを追い詰めるのは麻薬や闇組織なのか、それとも……。
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督自身は、本作について「この映画は、美しく激しい、決して裏切られることのない、ある揺るぎない友情についての物語です。このふたりの若い亡命者とその揺るぎない友情に深い共感を覚えた観客が、映画を観終えた後で、私たちの社会に蔓延する不正義に反旗を翻す気持ちになってくれたら。それが、私たちの願いです」と語っている。ぜひ劇場で鑑賞し、その思いに触れてほしい。
『トリとロキタ』
監督・脚本/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演/パブロ・シルズ、ジョエリー・ムブンドゥ、アウバン・ウカイ、ティヒメン・フーファールツ、シャルロット・デ・ブライネ、ナデージュ・エドラオゴ、マルク・ジンガほか
2022年/ベルギー=フランス/カラー/89分/Tori et Lokita
©LES FILMS DU FLEUVE – ARCHIPEL 35 – SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA – VOO et Be tv – PROXIMUS – RTBF(Télévision belge)
Photos ©Christine Plenus
3/31(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国順次ロードショー!
https://bitters.co.jp/tori_lokita/
映画『トリとロキタ』試写会に3組6名様ご招待!
日時/3月20日(月) 開場18:30 開映:19:00(終映20:30予定)
会場/シネアーツ試写室
住所/東京都新宿区市谷本村町2番5号AD市ヶ谷ビル
応募期間/2023年3月1日(水)〜3月9日(木)
※ご当選者の発表は、試写会チケットのメール送付に代えさせていただきます。3月11日(土)までに、当選者の方のみメールにてご連絡差し上げます。
試写会応募ページはこちら
※プレゼントのご応募には会員登録/ログインが必要です。
【注意事項】
※いかなる理由がございましても、開映後・満席の際の入場は固くお断りいたします。
※場内でのご飲食を固く禁止致します。
※試写会当日、会場内入口にて手指の消毒・検温をお願いしております。時間に余裕を持ってご来場ください。
※体温が37.5度以上の場合は、誠に申し訳ございませんがご入場をお断りさせていただきます。
※ご来場の際は、必ずマスクの着用と検温をお願い致します。移動中、入館時もマスクの着用をお願いいたします。
※発熱・咳などの症状がある場合は、ご来場をお控えください。
※新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況により、急遽中止とさせていただく場合がございます。
※試写会当日を含む2週間以内に参加者とその同居者に発熱や咳等の症状がある場合は試写会のご参加をお断りさせていただきます。
※試写会場で行われる検査等で入場をお断りさせていただくことがございます。