グラフィックデザイン界の巨匠 仲條正義の名作が集結@銀座
2021年10月に惜しまれつつ亡くなった、グラフィックデザイナー・仲條正義の名作展が開催中。東京・銀座のクリエイションギャラリーG8にて、3月30日(木)まで。
仲條正義は、資生堂による40年以上続いた企業文化誌『花椿』のアートディレクションやデザインを中心に、ロゴタイプやパッケージデザインなどのグラフィックデザインの数々を制作。人を惹きつける強い生命力を持った「東京都現代美術館」のロゴや「資生堂パーラー」のパッケージなど、現役のデザイナーとして貫いた88年の生涯において、常に新鮮な驚きを持ったグラフィックを世に送り出してきた。
亡くなった21年にも、小誌のインタビューでロゴに込めた思いを語ってくれている。(※)
(※)参考記事:Numero.jp「グラフィックデザイナーが語ったロゴの秘密 | vol.1 仲條正義」
完成された美を疑い、さらには自分を疑い破壊することによって、新しい表現を挑み続けた仲條。そんな仲條の残した名作の数々が、クリエイションギャラリーG8で現在展示されている。
本展「仲條正義名作展」では、過去の展覧会への出品作品や、厳選されたポスター、ロゴ、エディトリアル、パッケージのほか、手描きの印刷原稿なども展示。会場のあちこちに散りばめられた、ピリッと痺れる仲條語録や文章にもぜひご注目を。
仲條正義の功績を堪能できる本展。ぜひお見逃しなく。
※掲載情報は2月24日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
仲條正義名作展
会期/2023年2月16日(木)~3月30日(木)
会場/クリエイションギャラリーG8
住所/東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
時間/11:00〜19:00
休館/日曜・祝日
入場料/無料
TEL/03-6835-2260
URL/rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/2302/2302.html
Text : Manami Abe