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NYを舞台にヴィヴィアン・ローナーが纏う「Chanel」23年春夏プレコレクション

2023.1.19up

シャネル（Chanel）2023年春夏プレコレクションのキャンペーンビジュアルが公開。スイス出身のモデル、ヴィヴィアン・ローナー（Vivienne Rohner）をミューズに迎え、ニューヨークで撮影された。

ヴィヴィアン・ローナーは、スイスのチューリッヒで幼少期を過ごし、16歳のとき3年間暮らしたパリでモデルとしてのキャリアをスタート。2020年3月に初めてシャネルのモデルを務めて以来、ヴィルジニー・ヴィアールとメゾンとの親交を徐々に深めていき、ランウェイへの出演からキャンペーンモデルまでさまざまなコラボレーションを行ってきた。

今回のキャンペーンは、ヴィヴィアンのボーイフレンドでもあるアメリカ人フォトグラファーのテオ・ウェナー（Theo Wenner）が、ヴィヴィアンが実際によく訪れている場所でシューティングを敢行した。

そのロケーションとは、ローワーイーストサイドの橋や歩道、地元のダイナー、古本屋、インディペンデント系の劇場など、ニューヨークの生活と結びついた場所。「ヴィルジニーは、全く異なるダウンタウンのエネルギーを捉えてほしいと言いました」「そのため、さまざまなタイプのニューヨーカーが集うワシントンスクエアパーク周辺では特に多くの撮影をしました」とヴィヴィアンは語る。

彼女ファッションに対するこだわりも、ビジュアルに反映されている。スリングバックのパンプスとストライプのソックスを合わせたデヴィッド・ボウイ風のターコイズのツイードスーツも、その一つ。

「デヴィッド・ボウイが大好きです。14歳の時から私のアイドルですから」と言うヴィヴィアンは、オーダーメイドのツーピーススーツを日頃から愛用しているそう。「このスーツのアイデアは、肩やスリムなウエストなど、彼にとてもインスパイアされたものだと伺いました。私の犬、スキッパーと一緒に本屋で撮影しましたが、それらのイメージに対してとても穏やかで魅力的な何かがあり、同時に離れています。あのスーツによって、遠いような、近いような、そんな気分になりました」

テーラードのスピリットと気ままなアメリカのエッジで、シャネルのアリュールを再解釈した2023年春夏プレコレクション。

「ヴィルジニーは、クリエイションの中でこのフェミニンとマスキュリンの美しいバランスを見出しています」「シャネルの本質に忠実でありながらも、目新しく、異なる視点。それは彼女の世界観であり、彼女を理解し、最高の仕事をする人々が周りにいることで、すべての体験とストーリーがとても美しいものとなるのです」とヴィヴィアンは語っている。