「Schiaparelli」のライオンの頭付きドレスを動物愛護団体が擁護
カイリー・ジェンナーが着用し物議を醸したライオンの頭付きドレスを世界最大規模の動物愛護団体PETAが擁護している。
カイリーは、22日(月)に開催されたパリ・ファッション・ウィークでのスキャパレリのオートクチュール・ショーで、巨大で本物にそっくりのライオンの顔が付いた黒いベルベットドレスを着ていたことから、動物好きやファンから非難の声が上がっていた。狩猟を奨励していると指摘するものや、「動物はトロフィーではない」という意見、またその頭部が「本物かもしれない」という考えに心を痛めたなどといったファンの反応があった。
しかし動物愛護運動家たちは、月曜日に行われたスキャパレリのショーのキャットウォークで、ナオミ・キャンベルやイリーナ・シェイクも着用した同ブランドのコレクションの 「立体的な動物の頭」でインパクトを与えたカイリーのファッションを擁護している。
PETA代表のイングリッド・ニューカーク氏は、「カイリー、ナオミ、イリーナのファッションは野生動物の美しさを称賛しており、人間のエゴイズムを満たすためにライオンや狼を引き裂くトロフィーハンティングに反対する声明かもしれません」「私たちは人間の創意工夫を示し、動物の苦痛を防ぐ、100%残酷でないデザインにこだわることを皆さんにお勧めしています」
また同代表は、カイリーをはじめとするセレブに対し、「この創造性を広げ」「羊毛のために血まみれになった羊や、生きたまま繭の中で煮られる蚕を排除する」べきだとして、ワードローブからそれらの素材を排除するよう促している。
カイリーは自身のインスタグラムの投稿でこの衣装を披露し、ライオンの頭は 「偽物」で「人造」だと強調していた。
Photo: Bangshowbiz