Guest Countryはフランス!「TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」が開幕@東京都現代美術館
2022年10月27日(木)〜30日(日)の4日間にわたり、東京・清澄白河の東京都現代美術館にて「第12回TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」が開催される。
今年は、国内外から約200組の独創的なアートブックを制作する出版社やギャラリー、アーティストらが集結。また今年で6回目を迎える、一つの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「Guest Country」ではフランスを特集。さらに、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)がセレクトしたアートブックや、資生堂による特別展、昨今注目を集めているリソグラフ作品を紹介する。
フランスの現代美術界を牽引し続けてきたギャラリストであり、著名なアートコレクターでもあるイヴォン・ランベールの展示では、これまでと現在の活動を通して、フランスのアートブックシーンの歴史とその軌跡を追う。
同会場には、パリの風物詩の一つとして知られる、古本やポスター、絵葉書を販売する屋台“ブキニスト”を模したユニークな書店も登場し、セーヌ川沿いに軒を連ねる風景を体現している。さまざまなジャンルにおける目利きのスペシャリストたちがセレクトした、現地で話題のフランスのアートブック、ZINEやポスターなども注目だ。
TABF初となる子ども向けのコンテンツ「Kids’ Reading Room」では、アート性の高いフランスと日本の絵本を自由に読むことができる場を提供。会期中には、フランス人絵本作家のルーシー・フェリックスとアドリアン・パーランジュによる、親子で参加可能なワークショップの開催も予定されている。
そのほか、1997年にアニエスベーと現代美術家クリスチャン・ボルタンスキー、現代美術キュレーターのハンス=ウリッヒ・オブリストの会話をきっかけに誕生したアート紙『ポワンディロニー』のアーカイブ展示や、アーティストグッズなどを数多く取り揃えるペロタンストアが厳選したフランス人アーティスト作品の展示販売も行われる。
ゲストを招いてのトークショーやワークショップ、作家によるサイン会など、イベントの詳細は、公式サイトをぜひチェックしよう。
進化を続けるアートブックの今を体験できるこの機会を、どうぞお見逃しなく!
※掲載情報は10月26日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「TOKYO ART BOOK FAIR 2022」
会期/2022年10月27日(木)〜30日(日)
会場/東京都現代美術館
住所/東京都江東区三好4-1-1 企画展示室B2F、エントランスホールほか
開館時間/27日(木)17:00〜20:00
28日(金)〜30日(日)10:30〜19:00
料金/一般 ¥1,000(税込)
※事前予約制 予約サイト:https://artsticker.page.link/TABF2022
URL/https://tokyoartbookfair.com/
Text : Akiko Kinoshita