ジュリアン・オピーの「ダンス」を主題にした新作展が開催中
東京・神宮前のMAHO KUBOTA GALLERYにて、イギリスの現代美術を代表するアーティストの一人、ジュリアン・オピーの個展が開催中。ダンスを主題とした5点の映像作品と、8点のペインティングが公開。
「歩く人」「ポーズをとる人」「走る人」「ポールダンサー」など、現代社会における人間のふるまいを主題に、時代のシーンを切り取る鮮やかな作品を生み出してきたジュリアン・オピー。現代を生きる私たちの姿を映し出している一方で、これまで人類が営んできた本質的で普遍的な行為とも結びついており、太古の昔から人々が絵画や彫刻作品として表現してきた「人が生きるということ」を提示することを試みてきた。
本展では、ダンスを主題とした新作が公開。
文明が生まれる前の先史時代、人類は言語の獲得より早くダンスをコミュニケーションの手段とした可能性があるとされ、ダンスという身体表現は個が共同体に結びつくためのごく自然な動きだったという。オピーは過去にもポールダンサーのダンスなどを主題に描いてきたが、今回さらなる表現に挑戦。ペインティングとLEDディスプレイによる映像作品として表現する若い男女ダンサーの姿は、新しいルールによって展開されてゆく発展途上のダンスのようでもある。
なお、PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F、完全予約制)ではオピー初となるVR個展も同時期に開催中だ。こちらも合わせてぜひチェックして!
※掲載情報は10月24日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
ジュリアン・オピー
会期/2022年10月21日(金)〜11月26日(土)
会場/MAHO KUBOTA GALLERY
住所/東京都渋谷区神宮前2-4-7
時間/12:00〜19:00
休廊日/日・月曜、祝日 ※ただし11月3日(木・祝)、6日(日)は10:00〜18:00開廊
URL/www.mahokubota.com/ja/exhibitions/3849/
Text:Akane Naniwa