Måneskinの待望の新曲バラード発表と、ついに今月末発売の小誌に…! | Numero TOKYO
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Måneskinの待望の新曲バラード発表と、ついに今月末発売の小誌に…!

今年8月に初来日を果たした、イタリア出身のロックバンドグループ Måneskin(マネスキン)。東京でのサマーソニックや単独ライブ、そしてTVなど様々なメディア露出で話題になったことで、ファンになった方も多いのでは。その直後にはMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)などでもパフォーマンスを行うなど、これまで以上に世界的に注目されました。そんな夏を終え、先日10月7日(金)には、初となるシングルをリリース。

これまで、彼らが掘り下げてこなかった新しいサウンドを形にした最新曲「The Loneliest(ザ・ロンリエスト)」は往年のオールド・スクールなロック・バラードに敬意を表して制作されました。情感に満ちたヴォーカル、優雅な繊細さを帯びた、胸をふるわせるギター・ソロを擁するこのシングルは、彼ら史上現時点で最も人間的な弱さを表に出した曲となっています。 

リリース前日にはノース・ロンドンのカムデン地区にある500人収容する会場ジ・アンダーワールドで「ザ・ロンリエスト」を初披露。ショウの開催が各SNSで発表されたのは前日にもかかわらず、駆け付けたイギリスのファンを熱狂させました。メンバーは熱気に満ちた新曲ライブを披露した後、会場に入る運に恵まれなかったファンに会うために外に出て、その場でも「ザ・ロンリエスト」を披露。会場の内外のファンにとって、一生忘れない夜となったのではないでしょうか。

同曲についてダミアーノ(Vo)は、 

「ようやく『ザ・ロンリエスト』をみんなに聴いてもらえることが本当に楽しみだ。俺にとっては大きな意味を持つ曲で、パーソナルな内容ではあるけど、みんながそれぞれの形で共感してくれることを願っているよ。昨夜(10月6日)はロンドンで小さなサプライズ・ショーをやって、初めて『ザ・ロンリエスト』をライブでプレイしたんだ。みんなの反応がどれだけ俺たちにとって大きな意味を持ったことか! 俺たちはこの1年怒涛の日々を過ごしてきて、世界中のファンにギグやフェスティバルで会うことができたんだ。日本からアメリカ、ヨーロッパ、そしてさらにその先でね。ツアーを続けながら2023年に向けてもっと曲をリリースしていくのが待ちきれないよ!」 

と語っています。

誰かを恋しく思う気持ちや孤独を克服するといった普遍的な愛のメッセージに、バンドが放つ極上のサウンドが溶け込んでいるのがより感じられるミュージックビデオも必見です。

さて、SNSでは少し告知をしておりましたが、そんな彼らがNuméro TOKYO 12月号(10月28日発売)に通常版カバーを飾って登場します! 

8月・東京で、ロケも挟んだ暑い撮影でしたが、撮影中疲れる姿一つ見せず楽しむ彼らは絶えず全力。撮影後のインタビューにも、一つ一つ全員が丁寧に答えてくれたことに感心しました。そしてダミアーノは撮影移動中は地元ローマのサッカーチームの試合動向をSNSでチェックして生粋のローマっ子ぶりを見せてくれたり、ヴィクトリアはショッピング好きとあって撮影後はグッチ表参道店に直行していたりとチャーミングな姿も…♡ 音楽同様に生の彼らはかっこよくてカリスマ性を感じさせながらも、決して着飾ることなく私たちと向き合ってくれる気持ちのいいZ世代アーティストでした。

そんな東京らしいロケーションでのグッチを着こなした彼らのクールなビジュアルと、デビューから人気絶頂の現在まで、そして初来日に対する思いやメンバー同士の関係性、新曲「ザ・ロンリエスト」について彼らが真剣に答えてくれたインタビューはファン必見です! ぜひご期待ください。

マネスキンが表紙の通常版はこちら

Profile

大岩翠Midori Oiwa ファッション・エディター/フォト・エディター。大学卒業後、渡英。ロンドンのファッション誌でアシスタント経験を積む。2018年に帰国し、『Numero TOKYO』に参加。現在は、海外撮影のカバーストーリーをメインに、ファッションコンテンツを担当しているほか、フリーのエディター、スタイリストとしても活動中。去年から猫を飼い始め、愛猫と一緒に寝るのが何よりも癒し。おかげで引きこもりがちなので、今年こそは海外旅行のルーティンを取り戻したいとたくらみ中。
Instagram: @midorioiwa

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