「青の時代」から見つめ直す ピカソ展&注目の村上華子展 ポーラ美術館で同時開催 | Numero TOKYO
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「青の時代」から見つめ直す ピカソ展&注目の村上華子展 ポーラ美術館で同時開催

「ピカソ 青の時代を超えて」メインビジュアル
「ピカソ 青の時代を超えて」メインビジュアル

開館20周年を迎えるポーラ美術館(神奈川県・箱根)にて、パブロ・ピカソの画家としての原点である「青の時代」に注目した展覧会と、パリを拠点に活動する気鋭のアーティスト・村上華子の展覧会が同時開催されている。2023年1月15日(日)まで。


91年間の生涯を芸術活動に捧げた巨匠パブロ・ピカソが、そのオリジナリティを初めて確立したといわれるのは、20〜23歳頃にあたる「青の時代」。青い絵の具を主に用いて、生と死や貧困というテーマの深奥に踏み込んだこの時代をピカソの原点として注目する大規模展が、開館20周年を迎えるポーラ美術館で開催されている。

本展「ピカソ 青の時代を超えて」では、絵画の制作プロセスに焦点を当て、初期作品から「青の時代」の最重要作品である『海辺の母子像』や『酒場の二人の女』(ともに1902年)、その後の実験的なキュビスムの研究、円熟期から晩年の作品に至るまで、約70点の名作で会場を構成する。

村上華子『無題(ニエプスの庭)』(2022年)
村上華子『無題(ニエプスの庭)』(2022年)

また、同館で同時開催されている村上華子の展示にも注目を。古典的な写真技法を扱う作品で知られ、近年ヨーロッパを中心に注目を集める村上による本展「du désir de voir 写真の誕生」は、写真の発明の裏側に存在した数えきれない“失敗”を現代に再現する試みで、新作などを展示。なお本展は、ポーラ美術振興財団の若手芸術家への助成を受けたアーティストを紹介する「HIRAKU Project」の第13回目として実施されている。

どうぞお見逃しなく。

村上華子近影 Photo: Nobuhiro Shimura
村上華子近影 Photo: Nobuhiro Shimura

※掲載情報は10月4日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

ポーラ美術館開館20周年記念展 
「ピカソ 青の時代を超えて」

HIRAKU Project Vol.13
村上華子「du désir de voir 写真の誕生」展

会期/2022年9月17日(土)~2023年1月15日(日)
会場/ポーラ美術館
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
時間/9:00〜17:00
休廊日/会期中無休
入場料/一般 1800円、大学・高校生 1300円、中学生以下 無料
電話/0460-84-2111
URL/www.polamuseum.or.jp

Text : Manami Abe

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