ブラッド・ピット、フィンランドで芸術作品を初披露
ブラッド・ピットが芸術家としての作品を初披露した。フィンランドのタンペレにあるサラ・ヒルデン美術館で開催されたイギリス出身の現代アーティスト、トーマス・オウセアゴの展示会では、ブラッドが彫刻作品を初公開しただけでなく、歌手のニック・ケイヴのセラミック作品も展示された。
ブラッドはフィンランド国営放送局にこう話す。「ニックと僕にとっては新しい世界だし、これが僕らの初展示作。この場がただぴったりだと思ったんだ」
さまざまな口径の銃弾が埋め込まれたシリコン製の家の模型や、「depicting a gunfight(銃撃戦の描写)」というタイトルの石こうのレリーフなど計9作品を発表したブラッドは、それが自身の人生において犯したミスの反省をテーマにしていると説明する。「僕にとってこれは内省となっている。人間関係において犯した間違い、失敗、加担してしまったことなどを表現してる」「根本的な自分の要約と僕が呼んでいるものの責任感から生まれたものと言える。自分に容赦なく正直になり、自分が傷つけたかもしれない人たちのこと、自分が間違っていたことなどを考えた」
一方でニックは「ザ・デビル:ア・ライブ」というタイトルで計17作品を展示し、「純潔から死の必然性に直面する経験まで、17箇所における悪魔の人生」が描写されている。高さ約15cmから50cmに渡るその作品の数々は、2020年から2022年にかけてニックがイングランドで制作したものだという。
2人の作品は今回の展示会で発表されたオウセアゴの絵画や彫刻のテーマの一部となっており、オウセアゴはブラッドとニックとタッグを組んだ理由について「私は私ではないのです。私は私たちなのです」とコメントしている。
Photo: Bangshowbiz