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フランス映画の巨匠、ジャン=リュック・ゴダール監督が死去
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ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)監督が死去した。享年91歳。『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などの作品でフランス映画界のヌーベルバーグの旗手として知られたゴダール監督が亡くなったことを13日(火)、親しい友人らが仏リベラシオン紙で明かした。死因については現在のところ明らかになっていない。
パリで生まれ、スイスで育ったゴダールは、学生時代に出会ったフランソワ・トリュフォーらと60年代に当時のフランス映画界を強く批判したヌーベルバーグと呼ばれる映画革新運動の中心人物として活躍、その作品の数々はクエンティン・タランティーノなど現代監督たちに大きな影響を与えた。
1983年には『カルメンという名の女』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、2010年にはアカデミー名誉賞も与えられたほか、2018年には『イメージの本』がカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを超越する作品として特別に設けられたスペシャル・パルムドールを受賞していた。