アジアで大人気の「二次元派」 アーティストの展覧会 | Numero TOKYO
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アジアで大人気の「二次元派」 アーティストの展覧会

代官山ヒルサイドフォーラム会場での「二次元派展」展示風景より。 photo by Arecibo
代官山ヒルサイドフォーラム会場での「二次元派展」展示風景より。 photo by Arecibo

中国をはじめ、東アジアで絶大な人気を集める日本人アーティストらによる「二次元派展」が開催。東京・代官山の代官山ヒルサイドフォーラムでの会期は終了したが、中目黒のN&A Art SITEでは10月1日(土)まで。

 

マンガやアニメのキャラクターを示す「二次元」という言葉が、日本のゲームやアイドル文化、「かわいい」の価値観など、広い意味を持った“日本らしさ”の総称として、中国を中心とする東アジアのアートマーケットで用いられているという。そして、日本のアーティストによる二次元的な世界観の作品が、東アジアの若手コレクターたちの間で爆発的な人気を獲得し、今や大きなムーブメントになっているそうだ。

N&A Art SITE会場での「二次元派展」第1期展示風景より。 photo by Arecibo
N&A Art SITE会場での「二次元派展」第1期展示風景より。 photo by Arecibo

代官山ヒルサイドフォーラム会場での「二次元派展」展示風景より。 photo by Arecibo
代官山ヒルサイドフォーラム会場での「二次元派展」展示風景より。 photo by Arecibo

こうした二次元的な世界観を表現するアーティストと、それを取り巻くアートシーンを「二次元派」と名づけて開催される本展「二次元派展」。100作品を超えるアート作品によって、日本のアートの現在地、そしてアジアの若者に共通する感性や時代感覚を読み解く試み。
参加アーティストは、天野タケル、さめほし、カネコタカナオ、木原幸志郎、suma、野澤梓、西村昂祐、橋本ユタカ、宏美、フカミエリ、Hogalee、森洋史、山口つばさ、山口真人、山口歴、渡邊涼太など29名。キュレーションは、現代美術史家の沓名美和(くつな・みわ)が手がけている。

日本人の知らない“二次元派”アーティストらによる新たな世界の幕開けを、その目に焼き付けて。

※掲載情報は8月31日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

二次元派展

●第1会場(会期終了)
会期/2022年8月24日(水)~8月28日(日)
会場/代官山ヒルサイドフォーラム
住所/東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
時間/11:00〜20:00(最終日は〜19:00まで)
休廊日/会期中無休
入場料/無料

●第2会場
会期/2022年8月24日(水)~10月1日(土)
会場/N&A Art SITE
住所/東京都目黒区上目黒1-11-6
時間/12:00〜17:30
休廊日/日・月曜日、祝日
入場料/無料

問い合わせ/info@jai-inc.com
URL/2jigenha.com/

※第2会場は、会期中に展示作品の入れ替え有り。詳細はウェブサイトで確認すること。

Text : Manami Abe

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