アレック・ソス、日本の美術館で初の個展開催中@神奈川県立近代美術館 葉山 | Numero TOKYO
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アレック・ソス、日本の美術館で初の個展開催中@神奈川県立近代美術館 葉山

『2008_08zl0047』「Broken Manual」より 2008年 ©Alec Soth, courtesy LOOCK Galerie, Berlin
『2008_08zl0047』「Broken Manual」より 2008年 ©Alec Soth, courtesy LOOCK Galerie, Berlin

アメリカの現代写真シーンを牽引する才能のアレック・ソス。日本の美術館で初となる待望の個展が、神奈川県立近代美術館 葉山にて開催中だ。代表作シリーズより80点を紹介し、イメージとコンセプトの連関をそれぞれの光景に探るという。

アメリカ、ミネソタ州ミネアポリスに生まれ、同地を拠点に活動するアレック・ソス。緻密なコンセプトに基づいたプロジェクトとして国内外への旅を重ね、自然や人々をとらえた作品で、ドキュメンタリー写真の手法を継承しながらも独自の静謐さをたたえ、国際的に高い評価を得てきた。

『チャールズ、ミネソタ州ヴァーサ』「Sleeping by the Mississippi」より 2002年 ©Alec Soth, courtesy LOOCK Galerie, Berlin
『チャールズ、ミネソタ州ヴァーサ』「Sleeping by the Mississippi」より 2002年 ©Alec Soth, courtesy LOOCK Galerie, Berlin

本展は、2015年にロンドン、ヘルシンキ、ハンブルクなどを巡回した個展「Gathered Leaves」と同じタイトルのもと、最新作の「A Pound of Pictures」も加えた日本独自の内容。初期の代表作「Sleeping by the Mississippi」をはじめ、アメリカを題材とする5つの代表作シリーズで構成される。カラー写真のイメージが強いソスだが、本展ではモノクロームの大型写真シリーズ「Songbook」から10点紹介されるという。また、ソスを追ったドキュメンタリー映画『Somewhere to Disappear』を上映している。
現代美術シーンにおいても高く評価されているソスの世界観を、カラーとモノクロームの両方で体験してみては。

『ビル、オハイオ州サンダスキー』「Songbook」より 2012年 ©Alec Soth, courtesy LOOCK Galerie, Berlin
『ビル、オハイオ州サンダスキー』「Songbook」より 2012年 ©Alec Soth, courtesy LOOCK Galerie, Berlin

※掲載情報は6月29日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「アレック・ソス Gathered Leaves」
会期/2022年6月25日(土)〜10月10日(月・祝)
会場/神奈川県立近代美術館 葉山
住所/神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間/9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜日(7月18日、9月19日、10月10日を除く)
料金/一般1200円、20歳未満・学生1,050円、65歳以上600円、高校生100円
URL/www.moma.pref.kanagawa.jp/

Text:Akane Naniwa

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