第75回トニー賞が開催。マイケル・ジャクソンの子供たちがトリビュート
マイケル・ジャクソンの子供達が、12日(日)に開催されたトニー賞で今は亡き父親を称えた。プリンス・ジャクソンとパリス・ジャクソンは、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催された同式典で、マイケルの人生を題材にした舞台作『MJ』のキャストによるパフォーマンスを紹介した際、父親がミュージカルを愛していたことを明かした。
プリンスは「多くの人は、私達の父マイケル・ジャクソンがポピュラー音楽を永遠に変えたと考えているようです。それに異議を唱えることはできません」「しかし、父が映画や舞台のミュージカルを愛していたことは知られていないかもしれません。ですから私達は、今夜最初のミュージカル作品賞のノミネート作品である、父の数々のアイコニックなヒット曲、その複雑で素晴らしい過程を描いた『MJ』を紹介することを非常に光栄に思います」と観客に語った。
2009年に薬物過剰摂取事故で帰らぬ人となったマイケルが、1992年の「デンジャラス・ワールド・ツアー」に向けて準備するその舞台裏を描いた同ミュージカルは、10部門でノミネートされ、マイルズ・フロストのミュージカル主演男優賞をはじめ、ミュージカル音響デザイン賞やミュージカル照明デザイン賞など計4部門に輝いた。
一方ジェニファー・ハドソンは、出演作『ア・ストレンジ・ループ』がミュージカル作品賞を受賞したことから、エミー賞、アカデミー賞(オスカー)、グラミー賞、トニー賞の4賞受賞を果たしたことを意味するEGOTのステータスを手に入れた。
さらに、ドラマ『モダン・ファミリー』で人気のジェシー・タイラー・ファーガソンがリバイバル公演『テイク・ミー・アウト』で演劇助演男優賞に輝き初のトニー賞を獲得した一方、演劇主演男優賞は、演劇作品賞も受賞した『リーマン・トリロジー』のサイモン・ラッセル・ビール、演劇主演女優賞は『デイナ・H』のディード・オコンネル、演劇助演女優賞は『スケルトン・クルー』のフィリシア・ラシャドのもとへ渡った。
Photo: Bangshowbiz