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クエンティン・タランティーノ、映画史の本を出版へ
クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)が、映画史に関する本を出版する。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のタランティーノは、ハーパーコリンズから今年10月に『シネマ・スペキュレーション』を発表する。
同出版社のサイトによると、これまでにもインタビューの中で映画に関する本を書く意向を明らかにしてきたタランティーノの同著作は、同監督が子供の頃に映画館に通い始めた1970年代からのアメリカ映画史上で重要な作品を軸に編成されており、批評や映画理論、自らの半生などを織り交ぜた「知的に綿密で、洞察力に富んでいる一方で、非常に楽しめる」内容となっているという。
『パルプ・フィクション』『レザボア・ドッグス』『キル・ビル』など映画史に残る多くの作品を手掛けてきたタランティーノは以前、映画に向けた深い愛情をこう語っていた。「(映画を)観に行って、1人かもしれないし、午後かもしれない。またデートかもしれないし、妻と一緒かもしれない。そして座り、多くの知らない人と経験を共にする」「一旦映画が始まり、照明が暗くなると、共同体となるんだ。一人で来ていても、皆が一体となる。そして映画をそのように楽しみ始めるんだよ」