柴田敏雄&鈴木理策の写真× 絵画を巡る展覧会が開催中 | Numero TOKYO
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柴田敏雄&鈴木理策の写真× 絵画を巡る展覧会が開催中

柴田敏雄『山形県尾花沢市』(2018年)作家蔵
柴田敏雄『山形県尾花沢市』(2018年)作家蔵

写真家の柴田敏雄と鈴木理策の作品を、ポール・セザンヌらの絵画作品とともに楽しむ注目の展覧会が開催中。東京・京橋のアーティゾン美術館にて、2022年7月10日(日)まで。


アーティゾン美術館が所蔵する石橋財団コレクションと現代アーティストとの出合いによって、新たな視点を生み出そうとする「ジャム・セッション」。現代アーティストの鴻池朋子(※1)、森村泰昌(※2)に続く第3弾として、写真家の柴田敏雄と鈴木理策の展覧会が開催されている。

(※1)参考記事:Numero.jp「五感で体験する野生なるもの「鴻池朋子 ちゅうがえり」展」
(※2)参考記事:Numero.jp「森村泰昌の大型プロジェクト @アーティゾン美術館」

 

鈴木理策『サンサシオン 09, C-58』(2009年)作家蔵
鈴木理策『サンサシオン 09, C-58』(2009年)作家蔵

このたびのジャム・セッションでは、写真家の柴田敏雄と鈴木理策が活動の初期より関心を寄せ続けていた、19世紀後半に活躍したフランスの画家で“近代絵画の父”ポール・セザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画の関係を問う試み。自然に即しながら、自己の視覚的感覚の実現を試みたセザンヌによる革新的な作品がふたりに与えた影響を、実際に柴田と鈴木の写真作品と見比べながら鑑賞することができる。

ポール・セザンヌ『サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール』(1904〜1906年頃)石橋財団アーティゾン美術館蔵
ポール・セザンヌ『サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール』(1904〜1906年頃)石橋財団アーティゾン美術館蔵

本展では、柴田と鈴木による新作・未発表作品約130点を含む約240点と、石橋財団コレクションより、セザンヌやモネ、雪舟らの作品約40点、計280点を超えるボリュームで展覧会が構成されている。

ぜひお見逃しなく。

 

※掲載情報は4月29日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画-セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策
会期/2022年4月29日(金・祝)〜7月10日(日)
会場/アーティゾン美術館 6階展示室、4階展示室内ガラスケース
住所/東京都中央区京橋1-7-2
料金/日時指定予約制:ウェブ予約チケット 1200円、当日チケット(窓口販売) 1500円、学生 無料(要ウェブ予約)
※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、当日チケットを販売
※中学生以下はウェブ予約不要
時間/10:00〜18:00(金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館/月曜日
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/www.artizon.museum/

Text : Manami Abe

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