英国クラブカルチャーのクリエイションに迫る展覧会
アシッド・ハウス/クラブカルチャーにみるイギリスのアート・スピリット展「ourhistory revisited」が、東京・西麻布のKONTACTO EAST GALLERYにて開催。会期は、2022年4月29日(金)〜5月8日(日)まで。 2009年に、恵比寿リキッドルーム2FのTime Out Cafeオープニングで開催された、アシッド・ハウス/クラブカルチャーにみるイギリスのアート・スピリット展「ourhistory」。注目を集めた同展が「ourhistory revisited」と銘打ち、このたび再び開催される。会場となるKONTACTO EAST GALLERYは、クラブイベントから盆栽、各国料理まで、幅広い企画を手がけるコンタクト・イーストが運営するギャラリーだ。
本展では、イギリスのクラブカルチャーの過去30年間にわたるグラフィックデザインに焦点を当て、80年代のダンスミュージックシーンにおけるアート&デザインを軸に展開。ダンスミュージックカルチャーにおいて世界でもトップレベルのクオリティと歴史を誇るイギリスのことだけに、パーティーのフライヤーやアルバムのジャケットなどをデザインするグラフィックアーティスト抜きにして、そのカルチャーシーンを語ることはできないだろう。
例えば、アンダーワールド名義の音楽活動をはじめ、映像制作から建築、インテリアデザインに至るまで、幅広い活動で知られるデザイン集団・TOMATOや、パルコのCM(91年)を手がけ、キース・ヘリングやドクターマーチンとのコラボレーションなど、ファッション・アート界へ多大な貢献をしたMARK WIGANら、世界中にその名を轟かせる大物アーティストたちが多数存在する。
30年以上の時を経てもなお、彼らの自由なクリエイティビティは、鑑賞者の心をくすぐり刺激してやまない。今回はその中からKONTACTO EAST GALLERY所蔵の作品14点を紹介。また、期間中はロンドンにまつわるドリンクや食事を楽しみながら、21:00までゆっくりと鑑賞できる日程も用意され、作品を購入することもできる。詳細は、公式サイトをチェックしよう。
イギリスのクリエイティブシーンの歴史に触れながら作品を鑑賞できる貴重な機会。どうぞご注目を!
※掲載情報は4月28日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「ourhistory revisited」
会期/2022年4月29日(金)〜5月8日(日)
会場/KONTACTO EAST GALLERY
住所/東京都港区西麻布2-25-11 1F
開館時間/12:00〜19:00
URL/http://kontacto.jp/post-5186/
Text : Akiko Kinoshita