「TERRADA ART AWARD 2021」 新進アーティスト5組の作品が公開 | Numero TOKYO
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「TERRADA ART AWARD 2021」 新進アーティスト5組の作品が公開

Photo by Haruo Wanibe
Photo by Haruo Wanibe

新進アーティストの支援と育成を目的とした、現代アートアウォード「TERRADA ART AWARD 2021」。選出されたファイナリスト5組の作品を公開し、オーディエンス賞1組を決定する展覧会が東京・天王洲の寺田倉庫にてスタートした。会期は12月23日(木)まで。

アウォードの開催を通して、いつの時代にも存在する「一握りの天才」を見出し、アーティストとして国際的に活躍するための支援・育成を目指す「TERRADA ART AWARD 2021」。総勢1,346組の応募の中から厳選な審査を経て、選出された5組によるファイナリスト展が12月10日(金)よりスタートした。

Artwork by Shota Yamauchi, Photo by Tatsuyuki Tayama
Artwork by Shota Yamauchi, Photo by Tatsuyuki Tayama

Artwork by Rikako Kawauchi, Photo by Tatsuyuki Tayama
Artwork by Rikako Kawauchi, Photo by Tatsuyuki Tayama

ファイナリストは持田敦子、山内祥太、川内理香子、久保ガエタン、スクリプカリウ落合安奈。エントリーした展示プランをもとに、平面作品、立体、サウンド、インスタレーション、映像など多岐にわたる作品を制作してきた。
片岡真実(森美術館館長)や、真鍋大度(Rhizomatiks ファウンダー)らが最終審査員を務め、ファイナリストに授与する各審査員賞が決定。人間とテクノロジーの恋愛模様をパフォーマンス・インスタレーションとして描き出した山内祥太は、金島隆弘賞を。ベトナムのホイアンから始まり、「鎖国と国際結婚から見る、帰属意識の姿」をテーマとした映像とサウンドからなる作品を発表したスクリプカリウ落合安奈は、鷲田めるろ賞を受賞した。そのほか各受賞作品については、公式ウェブサイトにて確認を。

本展では、リノベーションされた倉庫空間を舞台に、5組のアーティストがつくり上げた新作を含む作品群が集結。会期中には、会場およびオンラインによる一般投票を通して、オーディエンス賞1組が選出される。今後がますます期待されるアーティストの「現在」に注目だ。

Artwork by Ana Scripcariu-Ochiai, Photo by Tatsuyuki Tayama
Artwork by Ana Scripcariu-Ochiai, Photo by Tatsuyuki Tayama

Artwork by Gaёtan Kubo, Photo by Tatsuyuki Tayama
Artwork by Gaёtan Kubo, Photo by Tatsuyuki Tayama

Artwork by Atsuko Mochida, Photo by Tatsuyuki Tayama
Artwork by Atsuko Mochida, Photo by Tatsuyuki Tayama

 ※掲載情報は12月16日時点のものです。
 開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「TERRADA ART AWARD 2021 ファイナリスト展」
会期/2021年12月10日(金)~12月23日(木)
会場/寺⽥倉庫 G3-6F
住所/東京都品川区東品川2-6-10 寺⽥倉庫G号
時間/11:00~19:00(最終入館 18:30)
入場料/無料 ※日時指定予約制(www.terradaartaward.com/finalist
URL/www.terradaartaward.com/

Text:Akane Naniwa

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