「Chaumet」ハイジュエリーと日本の伝統芸術の展覧会を横浜で開催! | Numero TOKYO
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「Chaumet」ハイジュエリーと日本の伝統芸術の展覧会を横浜で開催!

フランスを代表するハイジュエリーメゾンのショーメが、イベント「フランスと日本文化のConversation―ショーメのサヴォワールフェールと日本の名匠3人との対話」を横浜・三渓園で開催。2021年11月23日(火・祝)~28日(日)に一般公開する。

「ラ ナチュール ドゥ ショーメ」コレクション フィルママン アポロニアン ネックレス
「ラ ナチュール ドゥ ショーメ」コレクション フィルママン アポロニアン ネックレス
本展のコンセプトは「フランス文化と日本文化の対話」。240年にわたり受け継がれてきた職人技が光るショーメの卓越したハイジュエリー60点超と、日本の伝統芸術の匠たちが手がける作品を「余白の美 VIDES ET PLEINS」「自然を彫る SCULPTER LA NATURE」「金属の芸術 L’ART DU METAL」の3つのテーマごとに紹介。 日本の伝統芸術作品を提供するのは、竹芸家・四代田辺竹雲斎氏、盆栽作家・木村正彦氏、刀匠・月山貞利氏と月山貞伸氏の3家。奥義に達した名匠たちの素材へのこだわり、優れた技能、高い精神性はいずれもショーメの深い美と共通する。

1<余白の美 VIDES ET PLEINS> CHAUMET x 四代 田辺竹雲斎

「ペルスペクティブ ドゥ ショーメ」 コレクション ラシネックレス
「ペルスペクティブ ドゥ ショーメ」 コレクション ラシネックレス

テーマ「VIDES ET PLEINS 余白の美」でフォーカスするのは、ショーメならではの編む、組むというテクニック。「フィル クトー」と呼ばれる高度な技術でパーツをつなぎ合わせ、まるでジェムストーンが浮いているように見せる。

対して日本の伝統芸術からは、竹によるインスタレーションや現代性の強い竹の立体作品の制作をする四代 田辺竹雲斎氏の竹芸作品が展示される。竹という素材のフレキシビリティを駆使し、古くから伝わる編み技を進化させ、これまで見たこともないようなかたちを空間に創造している。

2<自然を彫る SCULPTER LA NATURE> CHAUMET x 木村正彦

「レ シエル ドゥ ショーメ」コレクション パサージュ ネックレス
「レ シエル ドゥ ショーメ」コレクション パサージュ ネックレス

「自然を彫る SCULPTER LA NATURE」ではショーメに欠かせない自然の贈り物、ジェムストーンとそのカッティング技術に焦点を当てる。数十億年も大地の奥底で眠っていた石から選び抜かれたジェムストーンは、繊細な職人の技によってめくるめく輝きが引き出されている。

このテーマで一緒に展示される日本の芸術は、「盆栽界の魔術師 錬金術師」の異名をもつ木村正彦氏の盆栽。100年、ときに 1000 年を超える樹齢の盆栽も、手入れを続けることで長い歳月を生き、その命脈を保っているのだ。

3<金属の芸術 L’ART DU METAL> CHAUMET x 月山貞利、月山貞伸

「ペルスペクティブ ドゥ ショーメ」 コレクション スカイライン ネックレス
「ペルスペクティブ ドゥ ショーメ」 コレクション スカイライン ネックレス

最後のテーマ「金属の芸術 L’ART DU METAL」で相対するのは、ショーメ創業以来の伝統的な金細工と、刀匠・月山 貞利氏、月山貞伸氏による刀身。

ショーメの極限まで薄く引き延ばしたゴールドでフォルムを大胆にかたち作る技は、創業者のマリ=エティエンヌ・ニトから現代までメゾンで守り伝えられている。

刀匠・月山貞利氏、月山貞伸氏はおよそおよそ800 年の長きにわたり受け継がれてきた作刀技で刀を鍛え、彫物をほどこしている。

フランスと日本、それぞれの匠による美と文化の競演を楽しめる、貴重なイベントだ。お見逃しなく!

CONVERSATIONS VIRTUOSES
フランスと日本文化のConversationショーメのサヴォワールフェールと日本の名匠3人との対話
日程/2021年11月23日(火・祝)~11月28日(日)
会場/横浜・三溪園 鶴翔閣(神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1)
開館時間/9:00~17:00
TEL/03-5635-7057(ショーメ)
URL/www.chaumet.com/jp
Supported by 在日フランス大使館、公益 財団法人 三溪園保勝会

Text:Mariko Kimbara

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