地球温暖化を防ぐ国際的議論「COP26」にステラ・マッカートニーが参加! | Numero TOKYO
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地球温暖化を防ぐ国際的議論「COP26」にステラ・マッカートニーが参加!

11月12日までイギリスのグラスゴーで行われている「COP26」。連日メディアでも報道されている、この地球温暖化を防ぐための枠組みの国際的な議論の場で、ファッション界のサステナブルを牽引するステラ・マッカートニーがエキシビションを開催した。

「COP」とはConference of the Partiesの略で、日本語では「国連気候変動枠組条約締約国会議」。「26」はその第26回を意味している。発足は1995年、地球温暖化の防止のために大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを目標にしている。これまで第3回の京都議定書=「COP3」、第21回のパリ協定=「COP21」などが採択され、各国がそれぞれの目標に向け努力している。 その「COP26」でステラ・マッカートニーは、ケルビングローブ美術館・博物館を会場に『Future of Fashion: An innovation conversation with Stella McCartney(ファッションの未来:ステラ マッカートニーとの革新的な対話)』展を開催。これは議長国であるイギリスのチャールズ皇太子が立ち上げた、持続可能な市場のためのイニシアチブ「SMI」の一環で、実際にエキシビションを案内した。 ボルトスレッズ社の菌糸体から作られたレザーの代替素材「マイロ️™️」や、海洋廃棄された漁獲網などを再生製造する再生ナイロンエヴァニュー社の「ニューサイクル®︎」と「エコニール™️」などを展示。次世代素材の投入などで現在までにもたらした成果と、未来の行動の推進を探求することで、より自然にポジティブなファッション業界の可能性を発見し、参加するよう世界に呼びかけた。2030年までに野心的で持続可能な未来に向けて進むためのロードマップを、企業に提供することを主眼に置いている。

関連してステラ・マッカートニーは、気候変動や生物多様性の危機に悪影響を及ぼす、ファッション業界における皮革や毛皮の使用中止するための署名活動への参加を呼びかけている。そのChange org.の嘆願には日本からも参加可能。

ステラ・マッカートニーによるChange org.の嘆願
Stop the use of animal leather and fur

地球の環境を守るために、一人一人ができることから始めてみて!

Text:Hiroko Koizumi

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MAY 2024 N°176

2024.3.28 発売

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