クエンティン・タランティーノ監督、次作は『キル・ビル3』?
クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)の次作は「キル・ビル」第3弾になるかもしれないという。
次の作品に関しては「全くわからない」というタランティーノ監督だが、それがユマ・サーマンがザ・ブライド役を演じた同シリーズの作品になる可能性もあることを示唆したかたちだ。 現在開催中のローマ国際映画祭で、功労賞を授与された同監督は、「それもいいと思うよ」と続けた。
一方で、マカロニ・ウェスタン作も構想中だとして、「僕の次の映画ではないけどね。やろうと思っているものなんだけど、今それを言葉で言い表すのはやめておく。でもこれは、マカロニ・ウェスタンとなる予定だ」「それの撮影を楽しみにしているよ。とても楽しいものになるだろうからね。皆がそれぞれ異なる言語を話すマカロニ・ウェスタン風で撮りたいんだ」「『メキシコの無法者』はイタリア人で、ヒーローはアメリカ人、そして悪い保安官はドイツ人。メキシコのサルーンにいる女の子はイスラエル人だ。みな違う言葉を話しているんだ」と語った。
さらに2019年作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が記憶に新しいタランティーノ監督は、演技のレッスンを受けている時に映画への情熱に気付き監督になることを決断したことも明かしてる。「クラスにいたほかの誰よりも自分が映画を愛していることに気付いたんだ。僕は映画のことを大切に思っていたけど、ほかの奴らは自分のことだけを大切に思っていた。だから僕は俳優になるには映画を愛し過ぎていたのがその理由さ」「それに出演するんじゃなくて、その映画が僕の映画になって欲しかったんだ」