プルーヴェ、ペリアン、リナ・ボ・バルディ、名作チェアがロンハーマン千駄ヶ谷に!
ロンハーマン千駄ヶ谷店では、ミッドセンチュリー期に活躍したデザイナーの椅子にフォーカスした「Vintage Furniture pop up event」が、2021年10月9日(土)〜31日(日)まで開催される。ナチュラルウッドをベースとした、貴重な全12台のヴィンテージチェアが展示販売される。その一部チェアをご紹介!
続いては、スイスの建築家、ピエール・ジャンヌレ(PIERRE JEANNERET)の「Office Chair Semi Easy」を。ピエール・ジャンヌレもまた、ル・コルビュジエのパートナーとして活躍し、設計や家具のデザインに携わった。なかでも、コルビュジエとともに携わったインド北部の「チャンディーガル」都市計画において、多くの椅子をデザインした。こちらは、そのチャンディーガルの「ハイコート(高等裁判所)」で使用されていたチェア。イエローのビニールレザーは、オリジナルの状態で残っていたため、価値の高いヴィンテージだ。今回は、他にも「Teak and Cane Bench 」や「Stool」など、1950〜60年代のヴィンテージも登場する。
フランスの家具デザイナー、ピエール・チャポ(PIERRE CHAPO)の「All Wood Chair S28」。頑丈で粘りがある上質なエルム(楡)材で作られており、モダンなデザインとクラフツマンシップにあふれた、その名のとおり、木材への情熱が表現された椅子だ。伝統的な家具のように、素朴で温かみのあるデザインは、時代を超えて多くの人に支持されている。
そしてこちらは、最近注目を集めている、ブラジルで活躍した建築家、リナ・ボ・バルディ(LINA BO BARDI)によるもの。イタリア・ローマ生まれの彼女は、ブラジルで自邸『ガラスの家』や『サンパウロ美術館』などを設計し、建築作品に合わせて家具も手がけてきた。最近では、ミラノを代表するデザインとアートのギャラリー「Nilufar Gallery」が、彼女の回顧展を開催した影響もあり、コレクター達からの注目も集めている。
この「Giraffe Chair」は、ブラジルのサルヴァドールにある「ベナンの家」のレストランのためにデザインされ、「キリンの椅子」と呼ばれている。シンプルで温かみのあるフォルムでありながら、その存在感は強烈だ。今回は他にも「Giraffe High Chair」が展示販売される。
ミッドセンチュリーを代表するデザイナーたちの貴重なヴィンテージチェアの数々。時間をこえて、当時の空気感も運んでくれるかのような12のチェアに、ぜひロンハーマン千駄ヶ谷店で出合ってほしい。
Vintage Furniture pop up event
期間/2021年10月9日(土)~10月31日(日)
場所/ロンハーマン千駄ヶ谷店
住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷2-11-1
URL/ronherman.jp
TEL/0120-008-752
Text:Hiromi Mikuni