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松たか子が松尾スズキ作品に初出演!COCOON PRODUCTION 2021+大人計画 『パ・ラパパンパン』

舞台でも映像でも同じように存在感のある俳優は、そう多くない。舞台で類稀なる存在感を出す俳優の芝居がテレビのフレームからはみ出しそうになったり、映像での繊細な演技が舞台では埋もれたりする。演技のサイズを調整するのは、かなりの技術を必要とするものらしい。しかし、中にはどんな演出家や監督のリクエストにも応えてみせる俳優がいる。そんな稀有な俳優の一人が、松たか子だ。

王道の恋愛ドラマやストレートプレイの舞台は言うに及ばず、ミュージカル、時代劇映画、歌手とその活動は多岐にわたり、いずれの評価も申し分ない。「俳優は何でもやる必要はないが、何でもできる必要はある」という彼女の父・松本白鸚の言葉を体現している。記憶に新しいドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でも、コミカルな演技を見せ、大豆田とわ子ファンを増やしたところだ。

そんな彼女が、演出・松尾スズキとの初タッグでシアターコクーンに登場する。演じるのは、鳴かず飛ばずのティーンズ小説家だ。

脚本は今、大注目の脚本家・藤本有紀。松演じる冴えないティーン向け小説家が、雰囲気に流され「次は本格ミステリーを書く!」と宣言。本人だけがご満悦の壮大な構想は、アガサ・クリスティーの超有名なミステリーのパクリや犯人が一瞬で分かる設定ばかり。仕方なく編集者が手伝い、19世紀イギリスのクリスマス・イブを舞台にした欠陥だらけの物語をひねり出す。小説家本人はアガサ・クリスティーのような傑作が書けたと思って安心して寝ようとした瞬間、犯人の矛盾点に気付く。現実と小説の世界が交差する物語が進んでいく。

担当編集者を演じるのは、2019年松尾スズキ作・演出の『キレイ-神様と待ち合わせした女-』で舞台デビューを飾り、2度目の舞台となる神木隆之介。物語の中に登場するスクルージ役は、17年ぶりの松尾作品出演となる小日向文世が演じる。

現実と物語の二つの世界でおきる事件の真相を突き止めるファンタジックな作品は、いろいろあった2021年終わりのご褒美にはぴったりの舞台になるのは間違いない。

舞台:COCOON PRODUCTION 2021 +大人計画 『パ・ラパパンパン』

演出/松尾スズキ
作/藤本有紀
宣伝イラスト/ヒグチユウコ
出演/松たか子、神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、小松和重、菅原永二、村杉蝉之介、宍戸美和公、 少路勇介、川嶋由莉、片岡正二郎、オクイシュージ、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世
企画・製作/Bunkamura 大人計画

<東京公演>
会場/Bunkamura シアターコクーン
公演日程/2021年11月3日(水・祝)~11月28日(日)
チケット料金/S席11000円、A席9000円、コクーンシート5500円(全席指定・税込)
※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。
※11月10日(水)18:00の回にてライブ配信実施! アーカイブはございません。詳細は決まり次第、公演HPにてお知らせいたします。

オンラインチケット/M Y Bunkamura (要事前登録 https://mybun.jp/parumpum PC ・スマホ>
チケットぴあ/ https://w.pia.jp/t/parumpum/
イープラス/ https://eplus.jp/parumpum/
ローソンチケット/ https://l-tike.com/parumpum/

主催/Bunkamura 大人計画
お問合せ/
Bunkamura 03-3477-3244( 10:00~18:00)  https://www.bunkamura.co.jp
大人計画 https://otonakeikaku.net/stage/1742/

Text:Reiko Nakamura

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