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人気絵本作家ピーター・シスの日本初個展が開幕

『三つの金の鍵 魔法のプラハ』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託) (1994年) ©Peter Sis, 1994
『三つの金の鍵 魔法のプラハ』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託) (1994年) ©Peter Sis, 1994

アメリカを代表する絵本作家、ピーター・シスが、東京・練馬の練馬区美術館にて日本初の展覧会「ピーター・シスの闇と夢」を開催。会期は、2021年9月23日(木・祝)〜11月14日(日)まで。

 『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託) (1996年) ©Peter Sis, 1996
『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託) (1996年) ©Peter Sis, 1996

幼い頃から絵を描くことが大好きだったピーター・シス。1949年に旧ソ連支配下のチェコスロヴァキア(現チェコ共和国)に生まれ、子どもが絵を描くことさえも管理される環境の中で、創作への意欲を失うことなく育った。プラハ美術工芸大学とロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、短編アニメーションの制作でその才能を広く認められるようになる。

西ベルリン映画祭金熊賞やトロント映画祭グランプリ、ロサンゼルスの映画祭で金鷲賞を受賞。82年に、ロサンゼルス・オリンピック(1984年)の映像制作のためアメリカに派遣された際、祖国を含めた東側諸国のオリンピックボイコットを受けて、アメリカへの亡命を決意した。

『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託) (2007年) ©Peter Sis, 2007
『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託) (2007年) ©Peter Sis, 2007

その後、ニューヨークを拠点に活動をスタート。『ニューヨーク・タイムズ』が選ぶ年間ベスト10や、『パブリッシャーズ・ウィークリー』のベストセラーリストの常連となるなど、アメリカにおける絵本作家としての地位を築き上げ、日本でも多くの作品が翻訳されている。

本展では、彼の代表作である『三つの金の鍵 魔法のプラハ』、『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』、『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』、『飛行士と星の王子さま サン=テグジュペリの生涯』の4作品を含めた絵本原画を展示。さらに、創作活動の原点であるアニメーション作品を中心に、オブジェや構想メモ、スケッチ、日記など、約150点を紹介する。

『飛行士と星の王子さま サン=テグジュペリの生涯』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託 (2014年) ©Peter Sis, 2014
『飛行士と星の王子さま サン=テグジュペリの生涯』原画 作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託 (2014年) ©Peter Sis, 2014

幼い頃から抱き続けた、自由に描き、表現することへの喜びと情熱。それらに裏打ちされた芸術活動への熱意あふれるピーター・シスの作品群に、どうぞご注目を!

※掲載情報は9月22日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「ピーター・シスの闇と夢」
会期/2021年9月23日(木・祝)〜11月14日(日)
会場/練馬区立美術館
住所/東京都練馬区貫井1-36-16
開館時間/10:00〜18:00
※入館は17:30まで
休館日/月
料金/一般 ¥1,000、高校大学生および65〜74歳 ¥800
※中学生以下および75歳以上無料
※無料、割引対象者は年齢確認できるものを受付に提示
※障害者手帳を提示の方(介添者1名まで)は一般 ¥500、高校大学生 ¥400
URL/https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202107021625192960

Text : Akiko Kinoshita

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