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「もの派」重要作家・菅木志雄の個展が2カ所で開催

「もの派」を代表するアーティスト・菅木志雄(すが・きしお)による新作展が、都内2カ所で同時開催中。個展「集められた〈中間〉」は、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで2021年7月10日(土)まで、表参道のスパイラルガーデンでは6月13日(日)まで開催。

菅木志雄『場空』(2020) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄『場空』(2020) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

1960年代末〜70年代中期にかけて日本で発生した芸術運動「もの派」の主要メンバーであり、今日まで50年以上にわたって第一線で活躍してきたアーティストの菅木志雄。インド哲学などの東洋的思想に共鳴した自身の哲学から生み出されるその作品は、石や木、金属などを、並べたり、つなげたり、曲げたりといった手法によって、人間や空間を含む「もの」の存在の深淵を表現してきた。

菅木志雄『空傾』(2021)photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄『空傾』(2021)photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

菅木志雄『集空果』(2021)(小山登美夫ギャラリーでの展示風景より。) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
菅木志雄『集空果』(2021)(小山登美夫ギャラリーでの展示風景より。) photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

そんな菅の新作個展「集められた〈中間〉」では、「ものは無常で流動的なものであり、作品はそのプロセスである」ということに焦点を当てている。枝の断片と断片の間に石が並べられた『場空』や、石とロープが部屋全体に張り巡らされたインスタレーション『集空果』などからは、「もの」に内在するプロセスが、作品や空間が持つ連続性によって表現されている。

今年12月には、岩手県立美術館において大規模な回顧展が開催予定など、近年ますます注目が集まる菅木志雄。世界的に再評価が進んでいる「もの派」の最重要アーティストの新作を、お見逃しなく。

 

菅木志雄「集められた〈中間〉」
(2会場同時開催)

会期/2021年6月5日(土)〜7月10日(土)
会場/小山登美夫ギャラリー
住所/東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル2F
料金/無料
時間/11:00〜19:00
休館/日・月・祝日
TEL/03-6434-7225
メール/event@tomiokoyamagallery.com
URL/tomiokoyamagallery.com/exhibitions/suga2021/
※現在、土曜日のみ予約制(電話、メール)

会期/2021年6月7日(月)〜6月13日(日)
会場/スパイラルガーデン
住所/東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F
料金/無料
時間/11:00〜19:00
休館/会期中無休
TEL/03-3498-1171
URL/www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/3227

Text : Manami Abe

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