キャリー・マリガン、ハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラ告発を描いた映画に出演へ?
キャリー・マリガン(Carey Mulligan)が、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)によるセクハラ告発を描いた新作へ向けて現在出演交渉に入っているという。
『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリーと『ニューヨーク 親切なロシア料理店』のゾーイ・カザンは、ユニバーサルが贈る新作『シー・セド』において、ニューヨーク・タイムズ紙のミーガン・トゥーイー役とジョディ・カンター役をそれぞれ演じる見込みだ。
トゥーイーとカンター共著のベストセラー本『シー・セド:ブレイキング・ザ・セクシャル・ハラスメント・ストーリー・ザット・ヘルプト・イグナイト・ア・ムーヴメント』を基に製作される同新作では、ドラマ『アンオーソドックス』のマリア・シュラーダーが監督、アカデミー賞受賞経歴のあるレベッカ・レンキェヴィチが脚本を担う。
2017年10月、トゥーイーとカンターは、ハリウッドの大物プロデューサーだったワインスタインが数十年に渡り女性達にセクハラ行為を続けてきたことを紙上で暴露、その中には、セクハラ行為に対する口止め料が支払われていたことや、ワインスタインから同意なしの性的行為を強いられた女優達の経験が綴られていた。
この記事によりワインスタインはワインスタイン・カンパニーの役員を退任、最終的には、禁固刑23年の判決を受けることになったほか、「ミー・トゥー」や「タイムズ・アップ」運動を引き起こすきっかけとなった。
同作は、ワインスタインやスキャンダルではなく、脅しや法的手段の威嚇を受けながらも同ストーリーを報道した女性ジャーナリスト達の姿に焦点を当てたものとなるという。
ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナーがプランBのもと製作、ミーガン・エリソンとスー・ネーグルがアンナプルナのもと製作総指揮を担う。