レオナルド・ディカプリオ、『アナザーラウンド』をリメイクへ
レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が、『アナザーラウンド』の英語版リメイクを製作する。さらに主演を務める可能性もあるという。
ディカプリオの製作会社アピアン・ウェイが、先日のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したマッツ・ミケルセン主演の同コメディ作のリメイク製作権をすでに確保したとデッドラインが伝えている。 同作品の権利に関しては、アカデミー賞での成功以前から争奪戦が繰り広げられていた。 現在、製作を担うディカプリオ、メイクレディのブラッド・ウェストンとネギン・サルマシ、そして資金を提供するエンデヴァ・コンテントは、脚本家を探しているところだそうで、ディカプリオ本人がマッツが演じた酒を飲み続ける高校教師役を演じる可能性もあるという。
一方で、オリジナル作の監督トマス・ヴィンターベアは、アカデミー賞式典の受賞スピーチで、撮影中に交通事故により10代で死亡した娘イダに同賞を捧げていた。「これは想像を超えるものです。私がいつも想像してきたことであるという以外は。私は5歳の時から駅や学校、トイレの中でスピーチを準備してきました。そして、今私はここにいます。素晴らしいことです」「私達がこの映画を撮影する2カ月前に、娘が亡くなる2カ月前に、娘はアフリカから手紙を送ってくれました」「この映画の脚本を読み終えたばかりで、とてもわくわくしていたようです。彼女はこれを大変気に入り、この映画に出演する予定でした。今日彼女が、私達と一緒にいると信じてくれる人がいたならば、彼女が拍手し私達と一緒に喜んでいるのが見えるはずです」「私達は、最終的に彼女の記念としてこの映画を作ることになりました。だからイダ、これはたった今起こった奇跡で、君はその奇跡の一部だよ。君も裏で糸を引いてくれたのかもしれないね。これは君のものだ」