ジャック・ニコルソンが『シャイニング』で使用した斧が売りに出される | Numero TOKYO
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ジャック・ニコルソンが『シャイニング』で使用した斧が売りに出される

©Bang Media International
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ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)が『シャイニング』で使用した偽の斧が、4万5000ポンド(約675万円)で売りに出されている。

ジャック・トランス(ニコルソン)が妻ウェンディ(シェリー・デュヴァル)を追いかけ、「ジョニーが来た」と叫びながら斧でドアをたたき割る映画史上に残るシーンの撮影で使用された35インチ(約90㎝)の発砲スチロール製斧が英ブリストルのディーラー、ポール・フレイザー・コレクティブルズから入手可能となっている。

同ディーラーのウェブサイトには、「このスタント用小道具は、撮影中の安全と使いやすさを考慮して、本物の木の斧の代わりに使用されました」「長いシーンや、登場人物が2人以上の時に使われたのでしょう」と説明されている。

また、ハンドル部分は木目調に塗られ、刃の部分を模して銀のテープが張られた同アイテムには、数々の傷がついており「ハンドルの塗装が剥げいていたり、銀のテープにややシワが寄っているなど、セットで使われたことを示す嬉しい量の痕がついています」と説明は続く。

販売者によると、『シャイニング』の撮影では多くの斧が使われたものの、この斧は現存する数少ない中の1つだそうで、2019年には、唯一存在する木製の斧が17万2000ポンド(約2600万円)で、また今回売りに出されている発砲スチロール製のものと似たような品が5万7600ポンド(約862万円)で落札されたという。

「映画史上最もアイコニックな小道具の一つを手に入れる稀な機会」というこの斧、同1980年作の製作中に撮影されたニコルソンのサイン入り写真と共に額入りで販売されている。

 

 

Photo: bangshowbiz

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