「美の基準を変えたい」リゾが修正なしのヌードを投稿
リゾ(Lizzo)が「美の基準を巡る会話を変えたい」として、加工なしのヌード写真をインスタグラムに投稿した。
ダブのブランドアンバサダーとしてリゾは、「ザ・セルフィー・トーク」キャンペーンに参加、裸のセルフィーを通して、自分たちが持つナチュラルな美を受け入れることを呼びかけている。 「牡牛座のシーズンを迎えるにあたって皆には加工無しのセルフィーを見せたい。いつもはお腹を修正して、肌も滑らかにするんだけど、今回は私の自然な姿を見せるわ。ダヴとのパートナーシップにわくわくしている。ソーシャルメディアのネガティブな影響をくつがえして、美の基準に関する会話を変えていく手助けになればと思う。本当の自分を受け入れましょう」とリゾはインスタグラムに綴る。 ソーシャルメディアや加工技術が、若い世代の自己肯定感にとってどれだけ危険なものかを訴える今回のキャンペーンについてリゾはこう続ける。「この世代が自己表現に関してとてもクリエィティブであることは素敵なことだと思う。それぞれのアイデンティティや自分の美しさを自ら創り出すのを見るのは感動的だわ。けど、自己イメージや自信に関して悩む人がかつてないほどいる。デジタル的に変形された自分自身を見せる重圧が、現実の自分は十分に美しくなく『いいね』の価値もないという考えをさらに増強させる。ダヴの『セルフエスティーム(自尊心)・プロジェクト』と私からのお願い。あなたたちの周りの若者たちとセルフィーについて話をして欲しい。世界中の若者にそれは起こりつつあるから、話し合いましょう」
チャートを賑わし始めてから常にボディ・ポジティブを訴え続けているリゾは最近、自分の音楽や信条よりもその体型で世間に認識されているとして、「ずっと悩んでいるのは、誰もが私のサイズに関して話し、興味を持つこと。自分のサイズについて誰かから文句を言われたくないし、『あなたとても勇敢ね』と称賛されるのも神経を逆なでされる感じ」「私が悪びれていないからと彼らは誉める。私は、『何を悪びれなきゃいけないの?』って感じだったわ」と明かしていた。
また、自分の体型や肌の色を理由に活動家と呼ばれるのはごめんだとしてこう続けた。「私が活動家になりたい理由は、自分が賢く、問題について真剣に考え、良い音楽を作って、世界を助けたいと思っているから。ボディ・ノーマティブ(規範的)に私はなりたい。自分の身体を規準化したい。『このムーブメントは最高だ。太っていることはボディ・ポジティブだ』とは思って欲しくない。ノー、太っていることは普通のこと。このムーブメントを始めた人々のために私がそこで終わらせないようにしないと。また人々を気まずい気持ちにさせなきゃね。そうすることで変化し続けられるから」