Chim↑Pomの卯城竜太ら“伝説の地”に新スペース開設
アーティスト集団Chim↑Pomの卯城竜太が、現代アーティストの涌井智仁とギャラリー「ナオ ナカムラ」の中村奈央とともに、新たなアートスペース「WHITEHOUSE」を2021年4月10日(土)東京・新宿にオープン。限定300人のパスポート制で、申し込み期間は3月19日(金)〜31日(水)まで。
1960年、吉村益信が赤瀬川原平、篠原有司男らとともに結成した、伝説の芸術家集団「ネオダダイズム・オルガナイザーズ(通称ネオ・ダダ)」。その活動拠点であり、リーダー吉村益信の住居兼アトリエだった「新宿ホワイトハウス」は、日本を代表する巨匠建築家・磯崎新のデビュー作としても知られている。
19年からはChim↑Pomのスタジオであり、卯城竜太の住居であるこの場所が、「WHITEHOUSE」として新たにオープンする。先着で限定300部のみ発行されるパスポートの購入者が、同会場で毎月開催される展覧会を鑑賞することができるシステム。さらに、イベントやLINEのオープンチャットへ参加できるほか、ネオ・ダダが壁に残した作品鑑賞や、会員サイトの評論など、多数のコンテンツを1年間楽しむことができる。
オープンに先駆けて、オンラインと会場にてパスポートの申請と発行、受け取り、プレイベントを開催。篠原有司男×田名網敬一のオンライントークでは、ネオ・ダダの中核を担った篠原有司男と、新宿ホワイトハウスの目撃者であった田名網敬一(※1)によるホワイトハウスにまつわる貴重な対談を配信(3月19日~31日まで)。
(※1)参考記事:
Numero.jp/田名網敬一 × 篠原有司男&乃り子「これがアーティストの生きる道」
また、パスポート申請者を対象にした、Chim↑Pomのアトリエとしての新宿ホワイトハウスをスタジオビジットできる最後の機会を提供(3月20日〜27日まで)。4月10日からは、こけら落としとして、uraunyの個展「urauny dinner」を開催する。
アートに加えて、映画や音楽、ファッション、クラフトビールなど、ライフスタイル全体からエッジな若手アーティストが集まり、総合芸術の場としてコンテンツを発信していく「WHITEHOUSE」。ぜひご注目を!
※掲載情報は3月18日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「WHITEHOUSE」
会期/2021年4月10日(土)〜
会場/WHITEHOUSE
住所/東京都新宿区百人町1-1-8 WHITEHOUSE
パスポート申込/オンライン申請:2021年3月19日(金)〜31日(水)
会場申請:2021年3月20日(土)〜27日(土)14:00〜19:00
※Chim↑Pomスタジオビジット付き
料金/NORMAL ¥15,000、ADVANCED ¥30,000
URL/https://7768697465686f757365.com
Instagram/@whitehouse.shinjuku
Text : Akiko Kinoshita