「3.11とアーティスト:10年目の想像」展を開催中@水戸芸術館 | Numero TOKYO
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「3.11とアーティスト:10年目の想像」展を開催中@水戸芸術館

小森はるか+瀬尾夏美『二重のまち/交代地のうたを編む』2019 ©Komori Haruka + Seo Natsumi
小森はるか+瀬尾夏美『二重のまち/交代地のうたを編む』2019 ©Komori Haruka + Seo Natsumi

「3.11とアーティスト:10年目の想像」が、水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催中。東日本大震災から10年を迎える今年、アーティストたちが「作品」を通して震災にどう応答してきたのか振り返る。

2012年には「3.11 とアーティスト:進行形の記録」を開催した水戸芸術館。同展では、東日本大震災を受けてアーティストが行ったさまざまな活動を、芸術であるか否かを問わず、時間軸に沿って紹介された。そこで見えたアーティストの行動の大半は、支援と記録を主眼に置いたものだったという。 あの震災から10年目を迎える今年。今や「作品」を通して震災に応答するアーティストの動きを、本展「3.11とアーティスト:10年目の想像」で見せている。 「想像力の喚起」という芸術の本質に改めて着目し、あの厄災とわたしたちをつなぎ直し、幼かった世代や、10年目のわたしたちへ、そして後世へと語り継ごうとする作品群が紹介される。加茂昂、小森はるか+瀬尾夏美、佐竹真紀子、高嶺格、ニシコ、藤井光、Donʼt Follow the Windの7組が参加だ。

佐竹真紀子『日和山の再会』2020
佐竹真紀子『日和山の再会』2020
高嶺格『ジャパン・シンドローム水戸編』2012
高嶺格『ジャパン・シンドローム水戸編』2012

さらに会期中には、展覧会を観て感じたことをCACギャラリートーカーと電話越し対話する「対話の電話」や、ワークショップ型防災イベントなど、関連プログラムも行われる。詳細はウェブにてチェックを。

「3.11とアーティスト:10年目の想像」
会期/2021年2月20日(土)~5月9日(日)
会場/水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所/茨城県水戸市五軒町1-6-8
時間/10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館/月曜日 ※ただし5月3日(月・祝)は開館
料金/一般900円、高校生以下・70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
学生とシニアのための特別割引デー「First Friday」あり(毎月第一金曜)
TEL/029-227-8111
URL/www.arttowermito.or.jp/

Text:Akane Naniwa

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