森村泰昌×ポーラ美術館 オンライントークを配信 | Numero TOKYO
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森村泰昌×ポーラ美術館 オンライントークを配信

森村泰昌
森村泰昌

神奈川県・箱根町のポーラ美術館で開催中の企画展「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」(2021年4月4日まで)。その開催を記念して、出展作家の森村泰昌によるオンライントーク全6話が、ポーラ美術館公式Youtubeチャンネルにて公開。

フィンセント・ファン・ゴッホ 『ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋』 (1888年) ポーラ美術館
フィンセント・ファン・ゴッホ 『ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋』 (1888年) ポーラ美術館
ポーラ美術館の西洋絵画および日本の洋画コレクションを軸に展開される本展では、19世紀後半から盛んになったジャポニスムがモネやゴッホらの創作において重要なインスピレーション源となり、時を同じくして、黒田清輝ら日本人画学生がフランスで学び近代日本美術の礎を築いたという、日仏双方による「美の往還」をたどる。

森村泰昌 『肖像(ゴッホ)』 (1985年) 高松市美術館
森村泰昌 『肖像(ゴッホ)』 (1985年) 高松市美術館

本展には山口晃や荒木悠ら、日本の現代アーティストの作品も登場。なかでも森村泰昌は、1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレート写真を制作して以降、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を生み出し続けている。その彼の視点から、本展に通底する「まねぶ(=まねをする)」ことの意味や重要性、そして森村自身の制作にも大きな影響を与えたゴッホや日本近代の夭折の画家たちをはじめ、本展に登場するセザンヌ、ルノワールなどについて、全6回にわたってひも解いていく。

ポーラ美術館外観
ポーラ美術館外観

異文化に憧れ、「まねぶ」こと。その魅力に迫る森村泰昌のオンライントークを、どうぞお見逃しなく!

※掲載情報は2月10日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

森村泰昌オンライントーク
公開日/2021年2月12日(金)、19日(金)、26日(金)、3月5日(金)
※いずれも19:00にYoutubeプレミア公開にて配信予定
※第3回以降の配信予定は変更される場合あり
※最新の予定は公式Twitterアカウント(@connections_pm)で告知
※配信後のアーカイブ視聴も可能
配信/ポーラ美術館公式Youtubeチャンネル
URL/youtube.com/user/polamuseum

企画展「Connections-海を越える憧れ、日本とフランスの150年」
会期/2020年11月14日(土)~2021年4月4日(日)
会場/ポーラ美術館
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間/9:00〜17:00
※入館は16:30まで
休館日/無休
※展示替えのための臨時休館あり
URL/polamuseum.or.jp/sp/connections/

Text : Akiko Kinoshita

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