カルティエ現代美術財団の“ARアート”アプリが登場 | Numero TOKYO
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カルティエ現代美術財団の“ARアート”アプリが登場

©Sarah Sze Studio
©Sarah Sze Studio

カルティエ現代美術財団が、現代アーティストのサラ・ジーによる初の拡張現実(AR)作品「Night Vision 20/20」を発表。

サラ・ジーはニューヨークを拠点に活動する現代アーティストで、コロンビア大学ビジュアル・アーツの教授も務めている。身の回りにある日用品から作品を生み出すインスタレーションや彫刻で知られ、ヴェネチア・ビエンナーレをはじめとする国際展のほか、カルティエ現代美術財団(フランス)やシカゴ現代美術館(アメリカ)などで個展を開催。金沢21世紀美術館(石川)にも作品が収蔵されている。

Twice Twilight © Edouard Caupeil
Twice Twilight © Edouard Caupeil

本作は、フランス・パリでの展覧会「Sarah Sze, Night into Day(サラ・ジー、夜から昼へ)」の一環として制作され、デジタルエージェンシーのCher Ami(シェール アミ)がアプリの開発を手がけた。ARによって瞬時に夜の夢の世界へと誘う没入型ツールで、サラ・ジーのインスタレーションから取り入れた映像で構成されるヴィジュアルが、スマートフォンの画面を通してユーザーの現実に対する知覚を変化させるというもの。アプリ内では、2点のオリジナルインスタレーションを楽しむことができる。


« Night Vision 20/20 », Première œuvre en réalité augmentée de Sarah Sze

© Cartier
© Cartier

サラ・ジーが紡ぎ出す音とともに現れる夜の夢を、ぜひ体感してみよう!

※掲載情報は2月2日時点のものです。
最新情報は公式サイトをチェックしてください。

カルティエ現代美術財団 ARアプリ「Night Vision 20/20」
アプリ無料ダウンロード/Apple Store Google Play
URL/fondationcartier.com

Text : Akiko Kinoshita

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