注目の画家・千葉正也 東京オペラシティにて個展開催 | Numero TOKYO
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注目の画家・千葉正也 東京オペラシティにて個展開催

千葉正也 『平和な村』 (2019-2020年) 東京国立近代美術館蔵  © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts
千葉正也 『平和な村』 (2019-2020年) 東京国立近代美術館蔵  © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts

日本の絵画シーンを牽引する注目のアーティスト・千葉正也による大規模個展が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中。会期は、2021年1月16日(土)〜3月21日(日)まで。

千葉正也個展 展示風景より。 ©千葉正也 courtesy of ShugoArts photo:武藤滋生
千葉正也個展 展示風景より。 ©千葉正也 courtesy of ShugoArts photo:武藤滋生

近年、国内外で著しい活躍を見せる画家の千葉正也。東京を拠点に活動し、個展や数多くのグループ展に参加するとともに、武蔵野美術大学、多摩美術大学において後進の指導にあたるなど、時代を担うペインターとして大きな期待と注目を集めている。

千葉の絵画は、紙粘土や木片で人型のオブジェを制作し、寄せ集めた身の回りの品々とともに周到に配置した仮設の風景を作ることから始まる。その風景を、木、金属、プラスチックなどの質感を精巧に描き分けるテクニックを駆使して絵画化し、自作の簡素な木製スタンドに展示。絵画と彫刻、二次元と三次元の世界の境界を曖昧化させる作品は、鑑賞者の目を惹きつけてやまない。

千葉正也 『自画像 #4』  (2015年) 作家蔵 © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts
千葉正也 『自画像 #4』  (2015年) 作家蔵 © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts

また、自身の顔を、舞台女優やテコンドー選手らの顔に直接描く『自画像』シリーズをはじめ、絵画のみにとどまらず、写真、映像、インスタレーション、サウンドアート、パフォーマンス、資料展示など、さまざまな方法を駆使した斬新な創作活動を展開し続けている。

『平和な村』 (2006年) 高橋龍太郎コレクション蔵 © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts
『平和な村』 (2006年) 高橋龍太郎コレクション蔵 © Masaya Chiba / courtesy of ShugoArts

美術館では初となる今回の個展では、彼が一躍注目を集めるきっかけとなった『平和な村』(2006年)をはじめ、国内外の美術館や個人が所蔵する代表作が一堂に会する。ユニークなドローイング作品のほか、新作のペインティング、映像作品、会場全体を使った大がかりなインスタレーションもあわせて展示。

絵画を通してもたらされるエキサイティングな鑑賞体験を、どうぞお見逃しなく!

※掲載情報は1月16日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「千葉正也個展」
会期/2021年1月16日(土)〜3月21日(日)
会場/東京オペラシティ アートギャラリー
住所/東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間/11:00〜19:00
※入場は18:30 まで
料金/一般¥1,200、大・高生¥800、中学生以下無料
休館日/月 (祝日の場合は翌火)
※2月14日(日)全館休館
URL/operacity.jp

Text : Akiko Kinoshita

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