“魔法の手”ロッカクアヤコの大規模展が開催中@千葉 | Numero TOKYO
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“魔法の手”ロッカクアヤコの大規模展が開催中@千葉

世界で活躍する現代アーティスト・ロッカクアヤコによる大規模個展が開催中。千葉県立美術館にて、2021年1月11日(月)まで。

ロッカクアヤコ『Untitled』(2020年)
ロッカクアヤコ『Untitled』(2020年)

千葉市出身、現在はポルトガルを拠点に活動している現代アーティストのロッカクアヤコ。20歳頃から独学で絵を描き始め、村上隆が主催するアートイベント「GEISAI」で2度にわたり賞を受賞。以降、オランダやスロバキアの美術館で大規模な個展を開催するなど、世界的に注目を集める存在だ。活動初期から一貫して、手指に直接絵の具をつけて描くという独自の手法を取っており、そのパワフルなタッチとネオンカラーで、色彩豊かな世界と大きな目の少女を描いている。

ロッカクアヤコ『フラワーベース』(2020年)
ロッカクアヤコ『フラワーベース』(2020年)

ロッカクアヤコ『宇宙戦争』(2020年)
ロッカクアヤコ『宇宙戦争』(2020年)

現在、千葉県立美術館で開催中の本展「魔法の手 ロッカクアヤコ作品展」では、横幅7メートルの大作をはじめとする未発表作を中心に、平面や立体作品など約160点で会場を構成する。注目の最新作は、宇宙戦争をテーマに描いたシェイプド・キャンバスシリーズのほか、伝統工芸品である静岡挽物(ひきもの)の一輪挿しに描くフラワーベースの作品、浮世絵制作の版元・アダチ版画研究所とのコラボレーションによる木版画作品など、“形”にこだわった試みで新境地を見せる。また、同館での滞在制作による成果作品も発表される。

なお、会場で販売されるオリジナルグッズは、ロッカクの世界観が表現されたカラフルなお菓子や文具、フラワーベースなど、ここでしか手に入らないレアなアイテムばかり! 展覧会とあわせて、ぜひお見逃しなく。

 

※掲載情報は10月30日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

魔法の手 ロッカクアヤコ作品展
会期/2020年10月31日(土)〜2021年1月11日(月・祝)
会場/千葉県立美術館 第3、8展示室
住所/千葉市中央区中央港1-10-1
入場料/一般 300円、高校・大学生150円、65歳以上・中学生以下 無料
時間/09:00〜16:30
休館/月曜日 (祝日・振替休日の場合は開館、翌日休館)、2020年12月28日(月)〜2021年1月4日(月)
TEL/043-242-8311
URL/www2.chiba-muse.or.jp/ART/

Text : Manami Abe

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