マーク・ジェイコブス、自身のロックダウン生活を短編映画に
マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が、コロナ禍の自身の生活に関する短編映画を発表した。
ロックダウンが敷かれたニューヨークのマーサーホテルで過ごした、長年の仕事仲間ニック・ニューボールドとの自主隔離生活を映像に収めたものとなっている。 YouTubeで14日(水)から配信開始となった『ア・ニューヨーク・ストーリー』についてマークはインスタグラムにこう告知している。「コロナの時代の自発的な仕事。監督、撮影、編集、プロデュースはニック・ニューボールド。マーサーホテルでのロックダウン中唯一僕が持った本物の深い人間関係、それがニック・ニューボールドだった。最高の親友。あらゆる仕事を一緒にやっている。彼には全信頼を寄せている。もし君が幸運なら、その人生全てをかけて共に分かり合い成長していく人間に会える。それがニックだ。自分の友人と言えるのが特権のように感じられる真に素晴らしい人間、僕は彼をニックと呼んでいる。選んだ家族だ」
ちなみにマークは、エンドクレジットに、夫チャー・デフランチェスコへの感謝と共に「ニューヨーク、君を愛している。病気の時も健康な時も」と綴っている。
そんな同作はマークがそのホテルに入るシーンから始まり、食事を頼んだり2匹の飼い犬をお風呂に入れる姿、自身にスモーキーアイを施す、髪の毛を染めるといった極私的な瞬間を捉えている。
さらにホテルから初めて外に出て、人けのないニューヨークのストリートに佇んだり、ホテルの地下にある客が誰もいないバーでリック・オウエンスのブーツを履き音楽と共にタップを踏みつつダイエットコークを孤独にすするマークの姿が収められている。
またマークは、部屋を点検するエンジニア、清掃員、バーテンダー、コンシェルジュなど脇役に扮しても登場しているが、基本マークと他の人間との交流は同作にはほぼ無く、夫チャーとフェイスタイムで会話するシーンのみとなっている。