京町家の“Vision”を照らす展覧会@KYOTOGRAPHIE | Numero TOKYO
Art / Post

京町家の“Vision”を照らす展覧会@KYOTOGRAPHIE

いよいよ開幕目前となった、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020」。その関連プログラムのひとつである展覧会「Machiya Vision」が、「大垣書店京都本店」にて開催中だ。

都の街中を舞台に、日本でも数少ない国際的な写真祭として、例年注目を集めている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。展示のみならず関連プログラムも目白押しだが、なかでも京都の伝統的都市住宅である「町家」をテーマにした展覧会、「Machiya Vision」は見逃せないひとつだ。 本展は、京町家の未来へのビジョンを発信することを目的に、(公財)京都市景観・まちづくりセンターと「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」がコラボレーションして開催。町家約一軒分の柱の質量をベースに、古材を使用した巨大な台座に、居住者、職人、建築家、研究者、起業家、支援者など、京町家に関わる人々へのインタビューや、生活の様子を捉えた映像を20台の様々なサイズのディバイスを用いた映像作品と、京町家のディテールの写真などで構成したインスタレーション展示だ。 京町家に関わるさまざまな人々の声をもとに、京町家の多様性を感じ、失われつつある京町家の文化の大切さや、魅力を知る機会となりそう。フェスティバルを巡る際、合わせてお見逃しなく!

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020
アソシエイテッド・プログラム
「Machiya Vision」

会期/2020年9月3日(木)〜9月30日(水)
会場/大垣書店京都本店 イベントスペース ―催―
住所/京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 SUINA室町1F
時間/10:00〜21:30 ※9月30日は18:00まで
URL/kyoto-machisen.jp/machiya-vision/

Text:Akane Naniwa

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