Art / Post
女優やミュージシャンなど、200名近くの人物を“採集”し、その人の内面をイメージして撮影した写真に刺繍を施し、作品を生み出すことで知られる清川あさみ。このたびフィリップス東京にて開催中の本展では、バーチャルモデルの「imma」がテーマ。immaは、日本初のバーチャルモデルとして、SNSで注目を集める存在だ。
清川あさみが、注目のバーチャルモデル「imma」を採集
写真に刺繍を施す手法で、そこに写る人物を豊かに表現する、アーティストの清川あさみ。東京・六本木のフィリップス東京にて開催中の個展では、日本初のバーチャルモデル「imma」をテーマに、新作10点を紹介している。
清川あさみ imma (monster) 2020 Mixed media ©Asami Kiyokawa
清川あさみ imma (identity) 2020 Mixed media ©Asami Kiyokawa
会場では、immaをモデル、テーマにつくられた新作10点が公開中。
世界各国の神話を題材にした「Mythology」シリーズでは、immaを通して現代社会へのまなざしや、過去・現在・未来を結ぶ新たな神話の世界を描き出している。また、画像をネガポジに分解し、写真と糸をレイヤーとして重ねた「1:1」シリーズでは、心を持たないはずのimmaの心理や、その背後にあるものをテーマに制作。仮想の空間に存在するモデルを、どう描き出すのか注目だ。会期は9月26日(土)まで。
※掲載情報は9月9日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
Asami Kiyokawa「imma」
会期/2020年9月4日(金)〜9月26日(土)
場所/フィリップス東京
住所/東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル4F
時間/12:00〜17:00 *会期中の土曜日は状況に応じて休廊/時間変更となる可能性があります。詳細はお問い合わせください。
休廊/日、祝
URL/https://www.phillips.com/
Text:Akane Naniwa