10の植物の香りをベースに。ロエベ初のホームフレグランスが発売
9月3日(木)より、ロエベ初のホームセンスコレクションがロエベの一部店舗とオンラインで発売中。ビクトリア朝のボタニカルガーデンを思わせる植物をベースにした香りは、ロエベのクリエイティブ ディレクターであるジョナサン・アンダーソンの個人的な痕跡、幼少期に辿った様々な旅路の記憶をもとにセレクトされているという。
選ばれた植物は、ハニーサックル(スイカズラ)、ビートルート(ビート)、ジュニパーベリー(ネズの実)、トマトリーフ、コリアンダー、リコリス(天草)、ラシャス・ペア、オレガノ、サイプレスボール、アイビーの10種。ジョナサンは社内の調香師ヌリア・クルエレスとともに、これらの植物菜園を想起させるような香りのエッセンスを解釈。今回のコレクションでは、キャンドル、ワックス・キャンドル、ホームフレグランス、ラタン・ディフューザーを展開する。
「ロエベに対する私のヴィジョンを表現する家庭的な香り:雰囲気をキュレートするというアイデア、それはくつろぎを感じさせることです。ガーデンへの情熱、植物とユニークな香り。私がロエベに参画した時、すでに私はキャンドル、嗅覚を伴った商品を作ろうと考えていました。ですからこのホームフレグランスというライン、ポットに入ったベジタブルガーデンのローエッセンスを用いたキャンドルを発表でき、嬉しく思います」とジョナサンは述べている。
ロエベが継続的に行っているセラミックとの繋がりも感じられるポットにも注目。キャンドルが入った畝のあるテラコッタ製のポットは、ジョナサンが数年前にオークションで実際に購入した紀元前5世紀のギリシャマグをもとにデザインされたもの。時代の境界線を超えた、タイムレスなクラフトにモダニティと機能性を見出したのだという。
スペインで制作されたというパッケージも美しい。イギリスのアーティストで植物学者でもあるアンナ・アトキンスによる藻類の青写真、スペインの冒険家によるエキゾチックな南米の花のイラスト、写真製版法印刷の先駆者であり日本の花を公文書のようにとらえた写真家・小川一眞の作品に着想を得て、写真家エルワン・フロティンがヴィジュアルを作り上げた。
家で過ごす時間が長くなっている今、ロエベのホームセンスコレクションを迎え入れ、自然の香りに包み込まれる心地よさを感じてみては。
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Text:Chiho Inoue