クリステン・スチュワート、新作でダイアナ妃役に
クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が、新作映画『スペンサー』で故ダイアナ妃役を演じる。
クリステンは、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』を手掛けたパブロ・ララインがメガホンをとる新作で、1997年にパリで起きた交通事故で他界した同妃を演じるという。
ダイアナ妃の旧姓をタイトルにした『スペンサー』は、妃が「チャールズ皇太子との結婚がうまく行っていないため、いつの日か女王になる道とは別の道を歩む必要があると決心した」90年代初頭の「重要な週末」を描くという。
ララインはまた、製作会社ファブラを共同設立した兄弟のフアン・デ・ディオス、ヨナス・ドルンバッハ、ヤニーネ・ヤツコフスキー、ポール・ウェブスターと共に製作も担う。
同作品について、ララインはデッドラインにこう話している。「私達は皆、少なくとも僕の世代はおとぎ話を読み、それが何であるかを理解して育ちました。普通、王子様がお姫様を見つけ、妻にし、最終的に彼女は女王となるのです。それがおとぎ話です。自分自身でいたいので女王にならないと決心した人がいたとしたら、それは非常に大きな決断です。おとぎ話が狂ってしまうのですから。私はそれにとても驚かされてきましたし、その実行はとても難しいことだと思いました。それがこの映画の中心にあるのです」「どのように、またどうしてその決断を下すのでしょう?これは、何百万もの人々に届く普遍的な素晴らしいストーリーです」
また、ウィリアム王子とヘンリー王子の母親であるダイアナ妃役にクリステンを選んだ理由に関しては、「クリステンは、今日活動する素晴らしい俳優達の一人です。これを成功させるには、何かとても大切なものが必要で、それはミステリーなのです。クリステンには様々な面がありますが、彼女はとてもミステリアスで、とてもはかなく、最終的にはとても力強くもある。それが、私達が必要としていることなのです。これらの合わさった要素が、私に彼女を選ばせました。彼女の脚本に対する反応や、キャラクターへのアプローチは、見ていてとても美しいものです。彼女はとても魅力的であると同時に興味をそそられるものを見せてくれると思いますよ」と続けている。