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“サステナブル”先駆者、エマ・ワトソンがケリングの取締役へ

© Carter Bowman
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イギリス出身の女優であり、フェミニズムを推奨する活動家としても広く知られるエマ・ワトソンが、ケリング社の取締役に就任した。ケリングは、グッチやサンローラン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタなどビッグメゾンを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループ。6月16日に開かれた同社の定時株主総会でエマら3名が新役員に加わることを発表した。


サステナビリティ委員会の議長に就くエマのほか、監査委員会の議長に金融大手の元CEOティージャン・ティアム氏(写真上)、今年3月の取締役会で候補に選任されたジーン・リウ氏(写真下)を迎える。

「ジーン・リウ氏、ティージャン・ティアム氏、エマ・ワトソン氏を私たちの取締役会に迎え入れることを非常に嬉しく思います。彼らの知見や能力、そして、様々なバックグランドや視点はケリングの取締役会にとって貴重な付加価値となります。多様な物事の視点やそれぞれの異なる経験によりもたらされる豊かな知識は、ケリングの将来にとって不可欠であり、これほどまでに優秀な3名がチームに加わり、誇りに思います」とフランソワ=アンリ・ピノー会長兼最高経営責任者(CEO)。

国連ウィメン(UN Women)の親善大使でもあるエマは2014年、国連本部でスピーチ「HeForShe」を行うなど、ジェンダーの平等性や意識改革の重要性を積極的に訴えてきた功績の持ち主。20代の若き女性が世界へ向けて実体験を元にした強いメッセージを発信したことは、大きなトピックとして話題を集めた。役員の多様化を図るケリングは、ファッション業界の大きな課題であるサステナブルへの意識を高めるべくエマを取締役へ。より環境に配慮した製品を生産することで他社との差別化を進めていく。

Text: Yuko Aoki

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