注目!森美術館による現代アートのオンライン企画
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて臨時休館中の東京・六本木の森美術館が、自宅にいながらオンラインでアート体験ができる期間限定のプログラムを公開。期間は、会期変更となった次回展「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」の開幕まで。
国内外の美術館が、自宅で楽しめるウェブコンテンツを展開するなか(※1)、森美術館が「Mori Art Museum DIGITAL」をウェブサイト内に開設。“おうちで楽しむ・遊ぶ・学ぶ”をテーマに、期間限定のオンライン・プログラム「Stay Home, Stay Creative, MAM@HOME」を公開している。
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Numero.jp 「週末、オンラインで。世界のミュージアムを巡る旅」
まずは、開幕延期となっている「MAMスクリーン013:ムニーラ・アル・ソルフ」から上映作品2作を先行公開。そして、休館により会期途中で終了となった「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」の3Dウォークスルーを特別公開。休館中の会場内を撮影して制作された3D空間を自由に進み、好きな角度で作品を鑑賞したり、本展を企画した南條史生(森美術館特別顧問、前館長)の動画解説を各所で閲覧することができる。
そのほか、同館のSNSにて、森美術館館長・片岡真実のレシピ「Kusama Lotus」をはじめ、世界各地のアーティストから送られてきた料理のレシピ、写真、ストーリーなど集めた「アーティスト・クックブック by MAM」を順次紹介予定。
世界各地の現代アートをより広く深く学べるラーニング・プログラムのアーカイブ集「ラーニングONLINE」では、森美術館と地域の人々とのコミュニティ・プログラム「まちと美術館のプログラム」や、子どもたちがアーティストと過ごしたワークショップの模様など、多数のプログラムの動画を公開。
臨場感あふれる森美術館のオンラインコンテンツで、ワクワクする自由なアート体験を!
※掲載情報は5月8日時点のものです。
最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「Stay Home, Stay Creative, MAM@HOME」
期間/次回展「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」の開幕まで
URL/mori.art.museum
Text : Akiko Kinoshita